社会人の地理クラブ「地理の会」巡検から 2012年 1月16日更新

  主に東京都内を中心に活躍している地理学サークルがあります。学校の教員が主な会員である福井県地理学会と異なり、こちらは、教員の占める割合が低いのが特徴です。「趣味は歴史です」と言えば、ま、そんなもんかと思われますが、「趣味は地理です」と言うと「? ? ?」となるのがオチではないでしょうか。

  「趣味は旅行です」といえば、ま、普通扱いさせてもらえますが、ここでは敢えて「地理です」と押し通してみましょう。地理学科以外の会員も多いので、いろいろな地理学が学べると思います。最近は資料の作り方や、会報(文集)の内容も磨きがかかっていると思います。

  こちらは、中央区築地。卸売市場があって、一般の人が買い物できるところは場外市場となっています。この場外市場が何とも威勢があって、江戸っ子を感じます。規格化されたファッションビルのテナントなんかで買い物するより、こういった雑踏の方が落ち着くのでしょうか。
  聖路加病院の展望台からも築地市場が一望できます。どこのビルだったでしょうか。断面が三角というビルは特徴があります。市場も豊洲方面への移転問題を抱えています。

 写真左は、福井鉄道の福井駅前停留所。安全地帯に屋根と柵が付けられて何となく始発駅・終着駅の感じがします。当日は、市役所前から福井新(現、赤十字前)を利用しました。
 写真中は、柴田神社内の柴田勝家公銅像です。近年大河ドラマの影響も大きく、福井市中心部の史跡に訪れる観光客が多くなりました。僕たちにとっては、史跡の整備や案内によってふるさと再発見といったところでしょうか。
 写真右は、福井県庁敷地内にある福井城天守閣跡の昇り口です。ちょっと急な石段を上がることになりますが、桜の季節もよし。中心市街地で少しホッとできる空間です。

東京都中央区巡検 2006(平成18)年10月21日

 主に東京近郊在住の会員ですが、今回は、はるばる福井までお越しいただきました。福井市中心部および平成16年に大きな被害を受けた福井市南部(木田・春日)を中心に徒歩や福井鉄道の路面電車を使ってご案内しました。
 巡検のネタは前年に北陸三県地学・地理学連合大会で組み込まれたコースを参考にしました。あまり独創的な内容ではありませんでしたが、自分の生まれ育った身近な地域を重点的にご案内しました。

 資料片手に、しゃべりまくりでしたので、自分で撮った写真がないのが残念です。web上の写真は北陸三県地学・地理学連合大会でのものです。重なっている部分をupしましたのでご参考までに。遠いところお越しくださいましてありがとうございました。永く地理学に携わっていて初めて巡検の準備ををしました。諸先輩方のを参考に資料の準備やレジュメを作成しました。

  中央区というと、銀座・日本橋などをイメージしますが、本コースではもっと東の方、そう、月島・佃島・晴海方面を見てきました。秀樹君が出張で使う宿は新宿とか渋谷が多いですね。東京駅の東側へは初めて行きました。下町の情緒あふれる空間ですね。その後、職場の慰安旅行で自由時間ができた際に、何人かまとまって月島へ出かけました。「もんじゃ」という変わった食べ物が美味しかったです。なかなか穴場を知っていると評判良かったのですが、結局、地方の御上りさんの悲しい性、「もんじゃ」の作り方(焼き方)がわからず、お店の人に焼いてもらいました。

福井市巡検 2007(平成19年)年10月 8日