トライアスロン奮戦記

2017年1月12日更新(ツール・ド・のと400再チャレンジ)

  どちらに似ているかは、このサイト閲覧の皆さん方の判断にお任せします。この格好でもう一度「ツールド・のと・400」再チャレンジです。なぜか、沿道の子供たちからの声援は「ヒメヒメヒメ…ヒメなのだぁ〜」というところを考慮すると、「坂道クン」なのでしょうか?
  地域の運動会の組み分けが「黄色」になっていることも勘案して、このスタイルで出かけるのですが、なぜか本当の高校生か、この学校の卒業生に勘違いされてしまうこともあります。福井ではテレビアニメが放映されていないからでしょうか。

(3)ツールド・のと・400 再チャレンジ 平成27年9月21日

  左の写真のようないでたちで出発します。最初にスイムがあるので、この上にウエットスーツを着て泳ぎます。トランジット(着替え)の時間を少なくするための方策です。少々湿ったウエアで自転車にまたがり、よれよれになって最終ランの10キロ。かなりハードです。沿道にある給水所でこまめに水分や果物を補給して何とかゴール(右)。服はよれよれ。日焼けあとクッキリで、どことなくピースもお疲れモードです。
  とあるレースでは地理学で名高いR大学の陸上部の学生が「頑張れ」と水をかけてくれたことがあります。ヒートアップした足の筋肉が冷却されます。ところが好意あまって水かけ観音のようになると、かなり体力消耗するのですよね。何とかあきらめずに走り続けて、最後は自分の記録との戦いになります。

  日頃、運動とはあまり縁のない秀樹君ですが、水泳はあまり上達もしない割に細々と続けてきました。ジム仲間に誘われてマラソンや山登りも楽しむようになりました。ある日、落ち込んで塞ぎこんでいる秀樹クンに、近所に住むT君が「朝練しよう」と誘いがありました。何の誘いかというと自転車(ロードレーサー)の練習です。
  自転車あんまり乗ったことないのに、朝早起きして練習などとてもできるはずがありません。自動車や歩行者の少ない早朝に練習しようとのことです。それに、レーサーパンツ穿いてお尻丸出しの格好で出かけねばなりません。ペダルはクリートといってパチンパチンと音がして金属の金具のようなもので固定されてしまします。引き足でスピードが出る代わりに、止まる時にはクリートを外して足の自由を確保しないと大変危険です。

  最近の秀樹クンの運動スタイルは、マラソン大会、地区の運動会など種類の如何をとわず、「バイクジャージ」着用が多くなりました。身軽にパッパッと着替えて即参戦できるのが重宝しています。普通の運動着よりもこの手の「ジャージ」が多くなりました。
  そして、今回は漫画の登場人物気取りで参加してみました。いわゆるコスプレ。自転車競技をテーマにした「週刊少年チャンピオン」連載の漫画、渡辺 航/著『弱虫ペダル』をご参考までに。
  近視が強いのでサングラスをかけないで普通のメガネをかけて自転車に乗っているからでしょうか。登場人物「小野田坂道」に秀樹クンが似ているようです。さて、真偽のほどはいかに…。本人は同じ眼鏡キャラでも自分としてはクールにキメている「金城キャプテン」のつもりですが、いかがでしょうか。あくまでもイメージの範囲でご理解ください。

  ま、写真のようなものにまたがってシャカシャカ回すわけです。秀樹クンのようなのろのろレーサーでも時速25キロほど出ます。最近のエコブームに乗じて自転車乗りが増えていますが、荷物はあまり載せれませんし、雨が降ると転倒する危険性があります。何より、遠くへ行く時には車輪を外して車に積んで出かけることはエコではありません。車窓と違った風景をよく見たりできるのかなあと思っていましたが、運転中は前をしっかり見ていないと大変危険です。月刊「地理」でもロードレーサーで地理事象を見たりできるかな…というコラムがありましたが、どうも難しいようです

  さて、いろいろ練習しているとそこそこスピードが出せるようになります。ギアチェンジも工夫次第で坂道も楽に(?)登ることができます。そこで何故だかレース参戦です。夏場普通に早起きして自転車乗って朝食食べて出勤するのでは目標がありません。何とか練習を維持するために仲間とレースに参加することになりました。トライアスロン競技の中でも「ショート」というスイム1.5キロ、バイク(自転車)40キロ、ラン(走る)10キロの合計51.5キロを競争するものです。

  平成21年はかなり投資して、ウエア新調、ランシューズ新調、バイク新調で臨みました。投資倒れに終わったかもしれませんが、ま、なんとか少しは記録がよくなっています。終わった後の表情は目が少したれています。
  そして何よりも、レースに出かける前は準備が大変なのです。なにせ3種目ありますから。忘れ物なきよう準備することもレースの一つですし、体調管理、休暇などのスケジュール調整と何かと大わらわ。
  同好の仲間がいると、目標が高くなり、練習に励みになります。一緒に参加して下さる仲間や、自転車積んでくださったり手伝ってくださる仲間にささえられて今日にいたっています。

(1)七尾湾岸トライアスロン大会

  ゴール到着後、秀樹クンにはもう一つの挑戦があります。3日間続けて参加しないのでスタート地点までバスで戻ることに。これに際して自転車を解体して袋に詰める(輪行)があります。初めての作業で戸惑いましたが、サイクルスポーツの付録を見ながら何とか梱包。配送センターに無事到着して一連のレースは終了しました。

  チェックポイントを何箇所か過ぎると、自分と同じペースで走っている参加者が気になります。レースではないのですが、気になるとどうしても競争心をあおられます。ガス欠にならないよう、十分休養をとりながら、輪島へ向かいます。概ね平坦なコースなのですが、終盤、輪島市門前町から円山峠(まるやまとうげ 標高約200m)の急登があります。峠では思わず車輪を上げてガッツポーズをしてしまいました。

  事故やケガもなく午後4時24分到着。約8時間のロングライドでありました。一日でこれだけ多くの距離を走ったのは初めてで何とも言えない達成感を感じました。ちなみに琵琶湖や淡路島を一周すると約150キロ。秋口にこの距離を走破するのは日没との戦いにもなります。

(2)ツール・ド・のと400 平成22年9月18日(土)

  

  猛暑続きの毎日でした。懲りずに出場した七尾湾岸トライアスロンでは、ゴール直後に気分が悪くなってボランティアスタッフのお世話になってしまいました。しばらくの休養で回復しましたが、熱中症には十分注意したいものです。ふだんあまり水分を摂らない秀樹クンは身をもって経験させていただきました。それと、もうひとつは年齢的なものかな。

  それじゃぁ、競争でないものに出てみようと、能登半島を一周するツール・ド・のと400の一日コースを申し込んでみました。石川県の内灘町から輪島市までの約130キロの行程。日本海沿いの国道249号線を北上します。途中、松本清張の『ゼロの焦点』という作品の舞台となったヤセの断崖付近も通ります。単調な砂浜もありますが、奇岩・奇石の多い変化に富む地形で、風光明美このうえなしです。

  第1日目出発地点は石川県内灘町の石川県立自転車競技場(金沢医科大学最寄)になります。たくさんの自転車愛好家が集まりました。チームでオリジナルのバイクウエアを身に付けた仲間も多く、何だかとても強そうです。競技場のバンクを約一周して第一日目は輪島へ向けて出発です。途中、いくつかのチェックポイントや給水所があり、無理することなく充実した走りが楽しめます。小学校の低学年と見られる児童も懸命にペダリングしています。