18年01月日記


 1月31日 水曜日 一月ももう終わり  

 昨日は僕の70回目の誕生日。
 つまり、いよいよ70歳代に突入したわけで、若い頃はこれだけ長生きするとは全く思っていなかったから不思議な気がする。久し振りに鏡を見ると、白くなった髪が70年という歳月の長さを物語っているが、反面、紳士の風格が出てきているようにも見えて悪い気はしない。
 「誕生日おめでとうメール」が二件。一人は60数歳の男性、ひとりは30代とおぼしき女性で、女性からはウイスキーボトルを頂き恐縮至極です
 1月25日 日曜日 深夜にトリスウイスキーを飲みながら 
 昨晩は、あわら市長選公開討論会ということで、中央公民館に行った。
 某市議運転の軽自動車で行ったのだが、降雪厳寒にもかかわらず大ホールは満員の状態。
 前市長の不祥事がテレビで再三にわたって全国放送されたことに拠る影響も含めて、市民の市長選に対する関心の高さをうかがわせる。僕たち三人は前列二列目に陣取った。
 さて

 1月24日 水曜日 
 誰でも聴きに来てください。
 達川秀三さん講演

 1月23日 火曜日 
 是非、聴きに行きましょう。
 あわら市長選「公開討論会」

 1月22日 月曜日 橋元講演
  昨日の午後は、JAあわらに橋下徹さんの講演を聴きに行った。抜群の知名度故か、会場は満員で500名以上来ていたと思う。
 既に耳にした内容が多く、それほど?!は感じなかったが、喋りの面白さは出色で、僕が議員在任中に講演を聞いた沢山の政治家のなかで、数本の指に入ると思う。

 印象に残った喋りのいくつかを挙げてみると
 ①もう人口は絶対に増えない。H29年度の出生率は前年度増しとは言え、1.47%。出生率上昇に成功した先進国のフランスでさえ、2.01%だ。そもそも日本の場合、江戸時代から明治大正までの総人口はずうっと3000万だった。昭和に入ってから爆発的に増え1億数千万まで上昇したけれども歴史を俯瞰するなら一瞬でしかないし、地球の人口抑制のためにもこれを当然として、今我々が考えなければならないのは、東アジアからの観光客を呼び込むことだ。

 ①あわら市は金津町と芦原町が合併して出来たが、これからは旧町に固執してはならない。固執する市は必ず衰退する。

 ①行政職員は、リスクを恐れる。責任を負わないよう、あちこちの市町村と違わないように対応する。だから市長が言質に責任を持ち、結果として不名誉となるリスクを甘受しなければ、その市は伸びない。
 1月20日 土曜日 無題
 年末に「自己破産」をしたいという男性が母親と一緒にやってきて、その相談にのらされたが、数日前にそのための方向性がやっと見えてきた。
 彼は現在50代前半で借金が約500万あるという。なんでも、若い頃つまりバブル期にカードローンでむやみに金を借りまくったつけだとのこと。自殺を考えたこともあったという。
 500万で「自己破産」とは?と僕はいぶかしがったのだが、同居中の母親が病気療養中でその療養費に対する支出の為に月々の生活がいっぱいいっぱいで借金返済に金がまわらないそうだ。
 貸主から返済を要求する電話が日々あり、内容証明の手紙が届きあるいは貸主の代理人が直接姿を見せて、彼は鬱になり更にはパニックに陥っているそうだ。
 相談を受ける自分も脳内出血の影響で自分が何者であるのか部分的にわからなくなっており、マイナスを背負った人間がマイナスを背負った人間に相談することに価値があるのかどうか逡巡したが、数学的にはマイナスxマイナス=プラスという公式があり、それにかけたのかもしれない。
 1月17日 水 怖い怖い
  船戸与一著「三都物語」に次いで「猛き箱舟」を読んでいる。裏社会での殺戮暴力シーン満載のこの本は丑三つ時に読んでこそ怖さが五臓六腑に沁み込んでくる本で、昼間世界ではツンドク本でしかない。
 1月16日 火 今年初めての宴会
  昨晩の我が事務所は年寄り三人衆による鍋物宴会で、私は秘蔵の亀酒を提供した。

2018 1/16 火 妖しいほどに美しい深夜の降雪
  大変な週末だった。あわら市は近年まれにみる豪雪となり、土日の予定は全てキャンセル。近隣の住民はみな敷地内の除雪に大わらわだった。
 私の家に面する道路は融雪装置が働いて車道は大丈夫だったが、歩道が全く見えない状態。そのなかを歩いてゲンキー(普通は車で二分)まで煙草を買いに行ったのだが危険と隣り合わせの往復一時間だった。歩くあいだ、「これを機会に煙草を辞めよ」と、天の声が耳元でささやくのだが、「タバコを辞めてなんの人生か」と、私は反発する。近い将来において昇天は許されず黄泉の世界入りが宿命づけられているとしても、それはそれで仕方ない。
 しかしながら、充分なCADこなしと充分な読書の週末ではあった。

 ソファーベッドに軋みがでてきたので、大型厚座布団を買うために、近くの日曜家具センターへ出かけた。ところが駐車場の雪が路面の見えるほどには除去されていない。健常者には差しさわりが無いのかもしれないが、私のように、足腰に障害をもっている人間には圧雪の上を歩くのが困難だ。今にも滑り転びそうで不安がつきまとう。なんとかかんとか建屋内にはいり座布団を購入。しかし座布団をかついでの歩行に自信がなかったので、手押し車を使用したのだが、これが裏目に出た。小さい車輪が圧雪にくいこんでにっちもさっちもいかなくなったのだ。これを見ている母子がいて、母が子に何やらささやいている。
 二人が私のところへ走ってきて、息子は座布団を抱え上げ母は手押し車を元の場所に戻そうとしてくれる。
 息子は私の軽トラのところまで座布団をかついできてくれた。
 「どうもありがとう」と言いながら学生服の名札を見ると「金津中学校・◎◎」と書いてある。
 障害者を助ける迅速な行動と澄んだ瞳は私の少年期にそっくり。付け加えて言うならば、30代後半と思しきお母さんは私好みの細おもて美人だった。
 帰宅し、すぐに金津中学校校長に電話。顛末を詳しく話した。校長も喜んでいた。

2018 1/12 金 海霧

 小説「海霧」は原田康子の手になる長編(上巻508頁・下巻508頁)で、明治期に入って禄を追われ喰い詰めた鍋島藩の平出幸吉が、はるばる北海道の釧路原野に移住して悪戦苦闘の末に財をなし、しかしその商いを継いだ縁者の手によって崩壊していく狂瀾怒濤の小説だが、賢夫人・さよが自分たち家族及び縁者との愛と憎しみそして死別の悲しみを物語っていて、主人公はむしろさよと言える。
 読みごたえのある珠玉の一冊だった。これだけ興奮して読み続けることが出来たのは何カ月ぶりか。


018 1/11 木 悪寒
 昨日の午前中は三国「ラーバンの森」にて打合せ。午後は寒風をついて同僚と共に「あわら消防署」へ。
 事務所に戻り、ひと休みということでベッドに横たわったら悪寒に襲われた。久しぶりにエアコンを点けて部屋を暖かくしたのだが悪寒はますます激しくなる。体力をつけなければと、炒めうどんをつくったのだが吐き気の襲来でたべることができない。カイロを貼り電気毛布に体を包んだのだが、苦しさがつのるばかりで、そのうち夢うつつの世界に入り込んだ。
 眠りについたのは午後三時頃だったろうか。汗びっしょりで目が覚めた時、時計の針は午前一時を指していた。十時間眠っていたことになる。
 熱々珈琲を飲んでさわやかな気分を取り戻したが、数年振りの病気体験だった。

 二月四日投票予定のあわら市市長選には、三人が立候補を表明しているが、三人は全てが新人で、頭のよさと政治的手腕の深さを伺い知れない。公開討論会の開催が不可欠と思うのだがどうだろうか。
 誰か企画してみなさったら。

2018 1/09 火 無題
やっとブログが復旧しました。去年にプログラムソフトが壊れてしまい、そうかといって再購入するのには一万円以上かかり、年金生活者の小生はその金額拠出がなかなか大変で、小銭をためるのに苦労をしたからです。何はともあれ、復旧できたことを可としたいと思います。

さて
11月25日以来個人的にはいろんなことに忙殺されていました。例えば「親父の遺書を発見してのデーター作成」、例えば「永井麟太郎の作品を楽しむ会の準備」、例えば「小住宅の設計」、例えば「古民家移築を目的とした山中(さんちゅう)雪上歩き、例えば「腰の痛み解消のためのリハビリ」、例えば「若い美女たちとの時折の歓談」、例えば「寸暇を惜しんでの読書」・・・十年前だったらの半年分を生きたような気分です。生と死の端境期に入った証だと思います。