2002年09月

02/09/30 (月) 無題

仕事にいそしんでいた昨夕、誘いの電話があって、近くの友人宅に行った。庭では7人がバーベキューを楽しんでいる。
夕闇せまるにつれて秋の虫の鳴き声がにぎやかになってきた。
「西洋人は虫の音を雑音としてしか捕らえんけど日本人は違うんや」と誰かがいう。
「虫は24℃以下になって初めて鳴くんやぞ」と誰かがいう。
「虫が鳴くのは、冬には死んでしまうんやから子孫残す為の求愛や」と誰かがいう。
求愛の為と考えるとさまざまの音色が競い合っているのもよくわかる。

子供の頃、ビンのなかにキリギリスやコオロギをいれて飼っていた。なすびやきゅうりを食べているのを観察するのはとっても面白かった。
てなことを書いているさなか、窓からキリギリスが一匹はいりこんできた。パソコンの周りをうろついている。虫が求愛行動をするのならば、この虫もまた父を持ち母を持ち、兄弟を
持っているということになる。

地球上に生息する動物のなかで、種の数にしても総数にしても圧倒的なのが昆虫だそうだ。多分彼らは人間なんてめじゃねーぜと思っているに違いない。
どう考えても人間は愚かだもんなあ。

02/09/29 (日) 蕎麦の花は今が満開だ

午前中、佐可野氏(仮名=49歳)と山中のドライブ。
雨上がりの緑から生へのエネルギーを十分吸収してきた。

東山の蕎麦畑横の田圃で鍬いれをしているひとがいた。
聞けば、東山の米はうまい、何故なら東山の堤という汚染されていない天然水による灌漑だからという。

丸岡町川上の蕎麦畑に一眼レフの三脚構えてたたずむ芸術家がいた。
聞けば、蕎麦の花に蝶が舞い降りる瞬間を狙っているのだという。

福井・石川県境の大内峠に碑文が建てられていた。
廃村を余儀なくされた村びとの無念がにじみ出ている碑文です。


02/09/28 (土) 麻雀から足を洗って20年が経った 

昨晩は、打ち合わせのため、福井市内の設計事務所に居た。数人のスタッフが忙しそうに動きまわっている。

30年の社会人生活のうち、サラリーマン生活を10年間経験している。ちょうど麻雀全盛の頃で、昼飯5分で終えると半チャン2回、晩飯10分で終えると半チャン4回、それからぼくたち所員は悲喜こもごもの顔で深夜の残業にはいる。そういう日の連続だった。
レートテン、裏ドラあり、赤ウーピンなし、横ヅケあり、役マン祝儀1000円、しゃべりなしがルールだった。
しかしやっぱりしゃべってしまうひとは居た。

あの時のメンバーは既に独立し、経営母体を大きくしたひともいれば、ぼくのように地道にひっそりのものも居る。
みんな元気なのかなあ。


02/09/27 (金) リストラ日記

さひをみながら ぼくは考えた
のうまでのぼくは ダメな人間だった
をくいしばって 生まれ変わらねばならぬ
でにヨワイ五十を超えたからといって あきらめるものか
んの神様は努力のひとを 見捨てるはずないぞ
ょうからぼくの人生が 変わる


02/09/26 (木) 夕陽

壊れていたノートパソコンがやっと直った。
しばらくは、仕事の鬼となるつもりです。
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○昨日の夕方、縦貫道路を車で走っていた。
西の空が茜色だ。夕陽が地平線に沈もうとしている。
とっても大きい夕陽だ。
なんというか、ぐるぐる渦巻くような夕陽ですんにゃね。

秋の夕陽というと
夕焼小焼けの 赤とんぼ
負われてみたのは いつの日か


が最高の国民歌謡だとぼくは思う。

02/09/25 (水) スポーツの秋

先週は多少のアルコール伴っての連夜の集まりだべりだった

今週は、うって変わって、静かな夜が続いている。
こういう夜にはBGMでも聴こうとスイッチをいれたラジオは、ジャイアンツ優勝を報じていた。
ウーン巨人vs西武か。

4勝1敗西武がまあ順当なところだろうが、メジャーに松井移り転落の道が来年から約束されている巨人だ。3勝4敗くらいには善戦してほしい。
ところで、一昨年行った石川県根上町の松井記念館には松井選手の等身大写真が鎮座ましましている。おせじにもハンサムとはいえないゴツゴツ顔で、その点だけには親近を感じるなあ。

02/09/24 (火) 連休あけて

多分忠実な記録なんだろう。
昨晩のTVが「よど号ハイジャック」を放映していた。
あの時ぼくは21歳を超えたばかりだった。前後して三島由紀夫自決・あさま山荘事件があった。平成の世の若いひとには想像できない政治の季節だった。

北朝鮮に渡ったグループのうち、リーダーの田宮高麿は1995年に、その他のメンバーの何人かも当地で不審死を遂げたという。
金日成下の中ソとも距離を置く主体思想に夢を託し、北朝鮮の「人道的見地から受け入れる」という声明を得て入国した彼らはいわば北朝鮮にとっての同志であって、拉致事件の被害者たちとは明らかに違う。
にも関わらずの不審死ということになると、鉄のカーテンに覆われたかの地のいう人道という言葉におおよその推測がつく。
国交正常化に向けての日本政府の動きは、どのみちリスクを伴うなかでの外交専門家集団による高度な政治的判断に委ねられるしかないのだろう。
けれども、国交正常化よりも、実数を含めての拉致被害者の全容の徹底解明が先だというのが、我々庶民の普通の感情であるはずだ。
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○拉致事件に関して、よど号グループと支援者グループで関与の有無に対する見解が対立しているという。いろんなことが闇のなかにある


02/09/23 (月) 連休最終日

昨晩はK1ジャパンをTVで観ていた。武蔵優勝の延長・再延長決勝戦はエキサイテイングだった。くたくたの両者に対して解説者が「大丈夫、目はまだ死んでない」としきりに云う。目が全てなんやね。

思い出したのが三国の正田さん。
息子さんがメキシコでプロレスラーになり、「現地で世界タッグ優勝」が福井新聞で報じられたのは確か去年じゃなかったか。
その数年前、正田さんがふらっと事務所に来た。
大阪府立体育館でのデビュー戦(KO負け〉観戦で「息子が殴られるのをみるのは、私が殴られるより辛かった」とつぶやいていた。
母心だなあ。

02/09/22 (日) ちょっと驚いた

就寝中のぼくのところに妻がきた。
「息子の目が悪くなったので息子を眼鏡屋に連れてって」と言う。「7時やぞ、店やってないぞ」と答えるぼくに、妻は「8時ではないんや、大丈夫や」と反論する。
よくわからないままに息子を車に乗せて眼鏡屋にいったら、店の灯かりがついていた。
ぼくは、そこでやっと7時というのが、朝の7時ではなく、夜の7時であることがわかったのである。

今朝は、50数人が教順寺に集まっての清掃奉仕。
奉仕作業終了後慰労親睦会。本堂に最後まで残った坊守・某歯科医及びぼくの3人は「50年後の日本はどうなる?」をテーマに延々と話をかわしていた。
帰宅し、そのまま寝込んだぼくが寝ぼけてしまったということやね。

02/09/21 (土) うつ

頼まれた構造計算をしているのだけれど、大スパンでレベル差がいろいろあって理解がむつかしい。頭がついていかない。老いが近づいているのだ。
ぼくはどのような老人になるのだろうかと、そっと鏡をのぞいてみた。
顔の皮膚のみずみずしさは、既に失われ、わずかだけれども白髪がみえる。歯並びもよくない。

老人ぼけのことを考えていたら、うつの気分になった。
けれども
手を動かしていると、ぼけにならないとよく云われる。
手話というのは頭と手を同時に動かす作業です。
ぼけ防止の為に、手話サークルにきませんか。
73-4701に電話ください。
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○昨晩は町内の建築設計業者5人が集まっての親睦懇談だった。町の入札姿勢についての「?」と思われる幾つかを指摘された。記憶力に自信のないぼくは、ノートにメモをした。
又、役場に云いにいかねば。
議員というのは苦情運び人やね。
ところで
最近はどんな会合にでても合併のことを聞かれる。「何故二町なんや?最低三町だぞ」というトーンが比較的多いように思う。
最終的には、三国町の意思の問題かもしれないけれども、精一杯の門戸ひろげを望みたい。


02/09/20 (金) Yさんへの手紙

のう、Xへの手紙を書いた。きょうは当然Yさんだなあ。

Yさんへの手紙


金津町議会山下議員様。
零細牧田建築設計事務所の早速のPR、ありがとうございました。
私が山下議員様宅を時折訪れるのはホームページ(やまさんのきまぐれ議員日記)修正の為というのは、あくまでも口実でございまして、ただただあの香ばしい豆砕きあつあつ珈琲をいただくのが楽しみだからでございます。
まるでビールのようなほろ苦い不思議な味に魅せられたからでございます。

ところで
ホームページをもつ町議会議員がもっと増えればいいのにと私は思います。発信したい議会のことって、沢山あります。増えれば、手分けして発信することができます。
そうなったら、ホームページ議員連盟をつくって、定例の勉強会を開こうじゃありませんか。
その会の正式名称はHの会がいいと思います。
             
               乱筆乱文お許しください  草々

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○友人よりのウイルス対策指針メール〈参考にしてください)
 とうとう犯されてしまいましたか? 初体験ですか?
対策としては、まず、メールを受信した際に自動的に開く設定にしておくのは危険極まりないことです。 それから、「件名」欄が文字化けしていたり、意味不明であったり、あるいは、そのような件名のメールを送った覚えがないのに、Re:で始まっていたりするものは、まず間違いなくウィルス絡みのメールですから、開けずに削除してしまった方がいいです。 もっとも最近は、インターネットでアクセスしただけで感染してしまうサイトもありますので要注意。あまりいかがわしいサイトへは出入りしないことです。
それにしても、優秀な頭脳を持ちながらつまらないことにしか使えない暇なやつがいるということですね


02/09/19 (木) Xへの手紙

犯されてしまった。
中央公園でではなく、事務所のパソコンがウイルスに犯されてしまったのだ。

Xへの手紙

君は正気なのか
仕事のデーターは改ざんされ
不気味なメールの大挙侵入だ

ぼくへの復讐か 
確かにぼくは ひとに迷惑をかけ続けてきた
しかし復讐は名をなのってこその復讐だ
ぼくは誰をのろうべきか そのすべすらわからない

君は愉快犯か
人の困惑を思い浮かべ 愉悦する君の感性は
現代人の持つ社会的病気なのかもしれない

しかし そのぼさぼさに乾いた感性を
ひとのせいにしてはならぬ 社会のせいにしてはならぬ
ほかならぬ君自身がつくった 感性なのだと思い給へ

ぼくは 君を憎みはしない
いつの日か君が目覚め 生まれ変われるものならば
ウイルス除去のために ぼくが費やした長い時間は
無為どころではない 
この上もない貴重な時間だったといえる 
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○と思っていたのだけれども、きのうからきょうにかけて何人かの方から電話を頂いた。
牧田の名の入ったメールが届いているという。そうなると、ぼくはウイルスの運び屋ということになってしまう。
迷惑を受けるのがぼくだけであるのならば、ぼくは君を憎まない。
しかし他人を巻き添えにしたとなると、Xくん、ぼくは君を憎む。


02/09/18 (水) リストラ日記

午前1時半、闇のなかから聞えてくるスズムシ、クツワムシ、キリギリス、コオロギの鳴声が心地よい(知っている虫の名を並べただけだ)。
ぼくはどうやら夜型人間に戻りつつあるみたいだ。

02/09/17 (火) 7時前、小泉首相出発

卸売り物価が95年を100として、今は94.4%の水準だという。消費者物価も当然下落し続けているわけで、その昔狂乱物価ということで世間が騒いだのを思い出すと、隔世の感がある。円高、需要の低迷といろいろ理由はあるのだろう。
昨日朝、福井市内の某設計事務所。
所長は「グローバリゼーションは徹底的な価格競争や。一位が王様で他の追随を許さんようになる。いわば一党独裁や。こんなのって人間らしい社会といえるのかなあ」と、ため息をついていた。
資本主義社会は専門職種分化型の競争社会で、それ自体は合理性に基づくものだろうけれど、人間らしいかどうかということになるとやっぱり話は別だ。
自給自足という言葉があるけれども、衣食住という生活の根幹の部分的なところで直接汗を流す生活のほうが、生きていることを実感させるとだけはいえるだろう。
久し振りの仕事のお誘いで、半ば嬉しく半ばこれからどんな世の中になっていくのだろうと思いつつ帰宅した。

とにかく頑張ろう
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○ ひどい話だ。
拉致問題は存在しないと10年間言いつづけた結果が今回の報道だ。本当にひどい話だ

昨日午後4時半、「悪魔のマーブ」くんから携帯に着信が入っていた。
「某医師宅で飲んでいる。おいでや」というものだった。
一週間ぶりの酒だ、構わないだろうと思い、チャリンコ・バナナ号を走らせた。香り豊かなブランデイを味わった。
ひとしきり、山下議員のホームページが話題になった。ぼくも頑張らねばと思った。
そのさなか、「こんにちは」という声が聞こえた。ぼくの旧知の金津町役場女子職員だ。
某医師の奥さんに会いに来たみたいだ。「一緒に飲もうや」と誘ったのだが、邪魔な男どもが何人かいるのが嫌みたいで固辞された。ひとしきり、合併論議をして、さよならした。
帰宅し、酔いの覚めたぼくは、夜の仕事へのスタンバイだと、田んぼの農道脇雑草の上で、月をみながらあおむけにごろりんこ。「生きるってわるいことでもないなあ」と一日を振り反っていた。

02/09/16 (月) 100m

新聞の見出し記事「モンゴメリ9秒78の世界新」をみて思いだしたランナーがいる。カール・ルイスでもベン・ジョンソンでもなくエデイ・ハートというランナーだ。1972年ミュンヘンオリンピックの時の陸上100m米国代表。人類で初めて電子計時100m10秒を切り優勝候補NO1として鳴り物入りでミュンヘンにのりこんできた男だ。
ところが、準決勝(だったと思う)を走れなかった。
あろうことか、コーチが出場時刻を間違えてしまったのである。
約束された栄光から地獄へとはこのことで、無念さ極まりなかっただろうと思う。
その後、どのような人生を送っているのやら。
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○ところで、斎藤歯科の先生は、若い頃足がえらい速かったと、昔、御本人から聞いたことがある。


02/09/15 (日) 泥んこ遊び

昨晩6時半、ぼくは冷酒飲みながらひとりTVニュースを見ていた。画面では、子供たちが田圃のなかで泥んこ遊びをしている。シャツもパンツもどろどろにしてはしゃぎまわるのをお母さんたちがニコニコ顔で見つめている。
そこへ帰宅したぼくの妻が画面をみながら「今の子供たちってかわいそうや」とつぶやいた。
「だって、あんなん設定されたもんや。私ら小さい時にもよう泥んこ遊びしたけど、汚しすぎると親にしかられた。しかられても工夫しながら遊ぶことで子供は大きくなっていくんじゃないの」と付け加えた。

確かに、汚れても自然にまみれていたいのがいわば子供の本能だ。
しかし親にしてみれば自動洗濯機が普及していなかった当時、汚れ物は厄介物だったのだ。だから、当時の親たちは日常的に子をしかっていたわけやね。
いわば子供vs親のそのような対決図式が子供を大人たらしめていったといえる。
そのころは「教育」なんて言葉に市民権はなかったけれども、そんな言葉とは関係なく、しゃばで生きる知恵を形成する場が家庭・地域にあったのだとぼくは思う。
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○うーん、税金は払わにゃなあ。
 ⇒ やまさんのきまぐれ議員日記

02/09/14 (土) もう土曜日だ

また一週間が経ってしまった。
はやい。時の流れは余りにもはやいのだ。

人生なんて永遠のなかの一瞬にすぎない 宮本輝

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○ふうー、アンケート結果を捻りハチマキでやっと写しあげました。
是非、コンテンツ「議会報告」を御覧になってください。

○合併に関するアンケートを読んでいてふと思ったんだけど、自治体が変わり、自治体ごとの違いが際立ってくれば、この市に来たいと思うひともでてくるだろし、あの市に行きたいと思うひともでてくるだろう。
つまり住居転入転出の動きが促進されることが多少は予想される。都会ならばアパート引越しで済むことが、持ち家率の高いこのあたりではままならぬ。
ならば、内部間取り変更持ち家交換業務が要請されてくるのではなかろうか。
勿論その業務を担当するのは、建築士の資格を持つ誠実な私が適任だといえる。

02/09/13 (金) あーあ

数日前の夜遅く、ながい電話が入った。
職場を去ることを余儀なくされたその女性は、解雇の不合理をとくとくとぼくに語った。
胸の内の思いが大変よくわかる。解雇は民間では、多分日常茶飯になっているのだろう。

建築の世界もいわば待ったなしである。ぼくも、本来ならこんな駄文書いてる時間を惜しんで、営業に歩きまわらなければならないのだろうなあ。
でも癖というのは恐ろしいものでついつい毎日書いてしまう。
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○きのうの総務・特別合同委員会で、先日開かれた各地区合併説明会のアンケート結果が担当課から配布されました。数が大きいので何回かにわけて書き込みます。御覧下さい。

02/08/12 (月) 海はひろいなおおきいな

妹が娘を連れて里帰りしてきた。泳ぎたいというので、昨日海へ連れて行った。海水浴場はどのみち芋の子洗いだろうと思い、ひとの少ない岩場に連れて行った。
かってジュニアオリンピック水泳を目指したという中ニ娘の水着姿をみて驚いた。肩幅広く太ももぱんぱんだ。ウーンわしもせめて腹をへっこめねばと思った。

岩場で煙草吸うわしの目に若いアベックが映った。お互い、サンオイルをからだに塗りたくっている。
ああいうふうにして海が汚れていくのだと思った。

泳ぎから岩場に戻ってきた妹が、タオルでからだ拭きながら言う。旦那(ええっとぼくの義弟やね)のお母さん(ええっと妹の義母やね)に昨晩電話したそうだ。
お母さん「山から猪が現れ自宅玄関前に走ってきて、大騒ぎになったんや。子牛ほどの大きい猪で怖いのなんのって」
「どんな走り方だった?」
お母さん「猪突猛進やった」

微笑んでしまうような話を時折ききながら終わっていくのが人生というやつなんだろう、とぼくは思った。

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●午前9時、友人の小野寺氏来訪。
アジアの農村地帯へ、古くなった大工道具を送る運動をしているという。
金津町内1件、春江町内1件の大工さん宅に同行した。

02/09/11 (水) 蔦 

きょうは風です。

風邪ではなくて、風になるのです。

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○というわけで、風になっての野山徘徊からブロックの事務所に戻り、窓をあけたら蔦が大きく伸びてきている。
1年ぶりの窓あけなので、全然気がつかなかった。
ぼくは、蔦に覆われた廃虚のような建物が好きなのだ。

美女(びんじょう)うち見れば 一本蔓になりばやとぞ思ふ
本より末までしばらればや
切るとも刻むとも 離れがたきは わが宿世(すくせ)

かの有名な後白河法王編纂「梁塵秘抄408」です。
要するに、蔦蔓の類になって美女にからみついていたいという(多分もてない)男たちの思いがこめられている、こういうはやり唄っていいですねえ。

02/09/10 (火) 実りの秋

坂ノ下区には四十路会という親睦団体があって、この会が坂ノ下八幡神社鳥居元旦参拝の為の注連縄を毎年12月につくっている。
昨日の夕方、山十楽・出島さんの田圃に、まーる君と行った。
稲刈り済んだ注連縄用のわら束を頂きにあがったのである。
夕陽のなかで、ぼくの体に稲穂の匂いがしみ込んでいく。
小学生の頃からこの季節に田圃のなかを徘徊していたぼくにとって、実りの秋は最高の季節だ。
子どもの頃に戻ったような郷愁を味わいながら、ぼくはわら束をせっせと運んだよ。
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○本日は、定例議会初日。
「議会報告」に書き込みます。

02/09/09 (月) 秋の夜長

目が覚めたら午前3時である。
そーか、いろんなことで疲れてしまったせいか昨晩は8時に寝てしまったのだ。
窓の外は秋の虫の大合唱だ。
深夜ラジオは、美空ひばりの「愛さんさんと」を流している。
なんとなく物悲しいね。
しかし「ひとの一生は重い荷物を背負うて歩むが如し」なのだ。
頑張ろう。
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○ウーン、そうなのか。
やまさんのきまぐれ議員日記(9月9日付け)をお読みください。


02/08/08 (木) 本

きのうの昼、町立図書館に行った。夏休みなので子どもが多く活気にあふれていた。
記憶でいうのだけれど、議員になって初めての一般質問が「図書館が何故2階フロアーにあるのか、1階におろせないのか。どこの図書館でもそれが普通だ。」というものだった。
財源の問題もあるし、又合併とのからみもあるだろうから、早々にというわけにはいかないだろうが、是非実現すべきだ。

それにしても本を読まなくなったなあ。1年ぶりの図書館だもん。
あわただしい日々やから仕方ないけど、偶には文庫本尻ポケットにいれての旅をしてみたい。琵琶湖のほとりを歩いてみたい。

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●夜空の星を見上げていると涼しくなる。
しかし、ここ数日の晩は暑かった。
寝室にクーラーがないので寝苦しいし寝覚めやすい。
首筋が汗でにじんでくる。
よって上半身裸下半身短パン右手手拭い回転悶え寝がぼくの就寝作法となっているのだが、マア人生そのものやね。

02/09/07 (土) 古い日記

さあ引越しや、ということでコンクリートブロックの部屋を整理整頓していたら古い日記がどどっとでてきた。
手を止めて、しばらく読みふけっていた。
読みながら、昔のぼくってよく言えば純粋、悪く言えばひねくれだったのだと思った。
一字一句に殺伐がみえる。要するにこの世に対する呪詛ばかりぼくは書いていたのである。
どのみち余生だ、どうでもいいのだと思ってコンテンツ「議員前日記」をつくりました。ぼちぼちいれていきます。
と、思ったけれども入力が大変なのでやっぱりやめます。
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○昨晩は、3町合併を模索する有志のひとたちからいろいろな話を聞きました。
この内容については、別コンテンツに書き込むつもりです。


02/09/06 (金) 夏の終わり

昨晩手話サークルに行ったら、フィンランド帰りのひとがチョコレートをお土産に持ってきた。岡山チボリ公園帰りのひとがクッキーをお土産に持ってきた。
みんなそれぞれの夏休みを楽しんだみたいだ。

ひるがえってぼくはどうだったんだろうか、と考えた。
7・8月の二ヶ月間で県外へでたのは皆無。
坂井郡からでたのは数回で全て福井市。
ええっと、二の宮の親類宅でスキヤキ食べたので一回。ホームステイロシア娘送迎の為国際交流会館へ二回。コンピューター周辺機器見るため100万ボルトへ数回。
町外はというと、三国町へは何回か行った。三国町へ行く為には芦原町を通らねばならないから、芦原町へ行ったことにもなるか。
そう考えりゃ、福井市への国道8号線往復、縦貫道路往復で、丸岡、春江、坂井町へ行ったことにもなる。
しかし、ぼくは基本的に土着型なんだろうなあ。

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○事務所製図室を移動した。
といっても、隣のコンクリートブロック建物2階に椅子机を移動し、
ノートパソコンを机の上に置いただけの話であるが。
ぼくはふたつの部屋を、一年サイクルくらいで交互に転居している。
建築士として密かにおもうのだが、どうも人間というものは、広い部屋にゆったりと構えていたいという欲求と、狭い穴倉に逼塞していたいという欲求が混在しているのではなかろうか。
相反する両極の思いの同時存在を、心理学用語でアンビバレンツと呼ぶそうです。


02/09/05 (木) 早すぎた起床 

午前4時半に目が覚めた。
ゴミをだして、本日のスケヂュールをチェックした。
まだちょっと眠いので、もう一度寝ます。
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午前8時、うたた寝から現実へ。
熱い珈琲啜りながら、昨晩の息子との久し振りの電話を思い返している。母親だけはなく、たまには父親に相談ごとをもってくることもあるのだ。
53才の父親が悩んでいるのだから、息子がいろいろ悩むのも当然だ。人間に悩みはつきものなのである。
日本人の悩みの総量を重量計で測ったら何十万トンになるのだろう。
総量を積み上げた高さは富士山の何倍になるのだろう。
ふと、そういうことを考えた。
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○9月1日から始まった合併説明会も、4会場が終わりました。
 まだ2会場が残っています。
9月1日〈日) 中央公民館
9月2日(月) 伊井公民館
9月3日(火) 坪江コミュニテイセンター
9月4日(水) 剱岳公民館
9月6日(金) 細呂木公民館
9月7日(土) 蓮如の里会館

2002/09/04 (水) 愛車バナナ号 

昨日午後は全協(全員協議会)。
愛車バナナ号で役場に行ったのだが、照りつける太陽の下、ネクタイスーツ姿でのチャリンコ出勤は、傍からみりゃ暑くらしいだろうし、事実暑かった。
しかし、気持ちはいい。クーラーなしのマイカーを運転する時、窓外からの風をうけるのは上半身だけだけれども、バナナ号上のぼくは全身で風をうけるもんなあ。

今までで一番楽しかった自転車体験はというと、22才の時の沖永良部島だった。
背丈程もあるサトウキビ畑のひろがりの中にある農道自転車体験やね。
一服休憩キビかじり。まだ青いキビは甘酸っぱく、いわば青春の味だった。
「ざわわーざわわーざわわー サトウキビばたけでー」と当時のヒットフォークソングを口ずさみながら飽きずに走りまわっていたのがきのうのことのように思える。

---------------------------------------------------
○全協については、「議会報告」に書き入れます。御覧下さい。

2002/09/04 (水) 愛車バナナ号 

昨日午後は全協(全員協議会)。
愛車バナナ号で役場に行ったのだが、照りつける太陽の下、ネクタイスーツ姿でのチャリンコ出勤は、傍からみりゃ暑くらしいだろうし、事実暑かった。
しかし、気持ちはいい。クーラーなしのマイカーを運転する時、窓外からの風をうけるのは上半身だけだけれども、バナナ号上のぼくは全身で風をうけるもんなあ。

今までで一番楽しかった自転車体験はというと、22才の時の沖永良部島だった。
背丈程もあるサトウキビ畑のひろがりの中にある農道自転車体験やね。
一服休憩キビかじり。まだ青いキビは甘酸っぱく、いわば青春の味だった。
「ざわわーざわわーざわわー サトウキビばたけでー」と当時のヒットフォークソングを口ずさみながら飽きずに走りまわっていたのがきのうのことのように思える。

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○全協については、「議会報告」に書き入れます。御覧下さい。

02/09/03 (火) 残暑見舞  

残暑厳しき折り 皆様方には
   ますます 御健勝のことと お喜び申し上げます。

ウーン、この文句でよかったのだろうか。
外国のことは知らないが、とまれ、日本にはこのような紋切り型の挨拶言葉が沢山あって、これが人間関係を切り結ぶなかなかの潤滑油となっている。
夜伽・葬式で焼香する際、遺族への言葉を自分で探すとしたら、殆ど絶句しかないでしょう。


ところで、挨拶というこのムツカシイ漢字は中国経由の仏教用語だと誰かが言っていました。挨は押す、拶は引くだそうです。
押すならば引く、引くならば押すという、いってみりゃ呼吸法やね。

02/09/02 (月) 合併説明会 

昨晩7時半から中央公民館で「合併に関する説明会」が開かれた。地区の議員は出席してほしいという要請があったのででかけた。職員から横に座ってくれと言われたのでオブザーバーなんだろうと思いつつ座った。
沢山のひとが来ていた。
町長議長の挨拶、担当課報告が終わってからの質疑。質問者は7,8人だったけれども、もっともっと沢山のひとたちが質問したかっただろうと思った。
終わってロビーへ。質疑応答を聞いていてよくわからなかった部分を町長に聞いて外へでたら助役と会ったので、引き続いていろんなこと聞いているうちに時間が経っていった。

ぼくの理解力に難があるからなのか、合併そのものが手探り状態である故なのか頭のなかをうまく整理できない。
でも整理できないままでも、コンテンツ「議会報告」には合併のことを逐一書いていこうと思います。

02/09/01 (日) 朝日の出はいわばいちにちの誕生です 

目が覚めたら午前5時。朝焼けを写そうと川べりにでた。
川風が大変に気持ちいい。

昨夕は焼き鳥屋。建築関係者三人での飲酒談論だった。
昨晩は我が事務所。八人集まって、わいわいがやがやの飲酒談論だった。窓外から聞えるコオロギの鳴声は秋の訪れを告げている。

「最近、議会報告新聞を出していない。出すべきや」という声がでた。
確かにここ半年ほどぼくは怠けていたなあ。それでは駄目なのだ。
これをするとなると、本当はソフト・アクロバットライターと輪転機がほしくなるが、勿論貧者のぼくには手の届かないしろものだ。
ま、いいか。
よし、きょうの日曜日は新聞作成に専念しよう。