2008年01月


08/01/31 (木) 本日は介護保険連合運協

★1月も最終日となった。いろんな面で考えさせられることの多い月だった。
ひとは自分自身で生きているし家族で生きているし社会で生きている。意識レベルではこの三者の関係が浸潤しあっている。
私の事務所は職住近接だが、半ば溜まり場のようになっていて、結果として家で過ごす時間がとても少ない日々を送っている。だけど家族のことをいつも一番想っている。
私のメモに、誰だったかの
鄙にいて 町を想い
町にいて 雛を想う  があったが、似たようなものかもしれない。

★誕生日の昨晩、生憎と私は市内某所での会議に出席していた。
その前後にメール等があった。
・お誕生日おめでとうございます。59歳てすね[クラッカー]⇒GF
・最後の50代です。青春をエンジョイしてね!⇒妻
・お誕生日おめでとう ございます。また 新たな 一年 自分らしく スタート してください。⇒妹
・「おめでとう」と言いながら、本格芋焼酎「黒霧島」を持ってきてくださったひと⇒GF
・「おめでとう」と言いながら、そっと手をさしだしてくれたひと⇒GF

・私の誕生日を祝ってくださった方のいづれもが女性であることが不思議だと思いながらこのキーボードを叩いていた午後11時40分、某男性市議が蟹を持ってきてくださった

08/01/30 (水) 昨日の議長選

★確か1月23日の県民福井に、「議長・副議長人事に於いて統合派は結束を堅くし一枚岩で臨む」との記事が載ったが、昨日の議長・副議長選は事実その通りだった。即ち、昨年12月議会での「新市建設計画変更案」13対8否決と全く同じ構図がそのままスライドした。
★統合派13人の思いが本当はひとつではないことを知っている。個人個人で温度差のでてきたことを知っている。事実、統合派某議員から「理屈ではない。感情や。市長選で(当時)15人の統合派が(当時)6人の存続派に破れたことの悔しさや」と言われたことがある。〇〇状を添えてまで臨んだ選挙戦の結果に悔しさがあるとしても仕方のないことのかもしれない。勢い、エンクロージャに固執するのも仕方のないことかもしれない。
★昨日までの裏側経過あるいは接触した議員達に対する個別の印象をここで書くのは本意ではないし、又書くべきでもないだろう。いずれにしろ議会は数である。議会内部にいる限り、我々には数を尊重する義務がある。
★敢言すれば、議長の役目は議会内部の様々の意見を偏向なく集約することにある。その前提で我々二中存続維持派(とレッテルされた8人)及び統合派(とレッテルされた13人)は、垣根を越えての論議を重ねていくのが急務だと思う。

★敗者は語る⇒昨日の副議長立候補の弁(抄)
★新聞記者からのインタビューを受ける時、彼ら彼女らの多くがこのホームページを読んでいることに、ちょっとびっくりする。立居振舞や言葉使いの品格維持に努めなければ、と思う。

08/01/29 (火) 無題
★さて
昨日の午後の私の事務所は、多数の人が集まり、長時間会議の場となっていました。
内側をロックし通信を遮断していた為、偶々ご来訪されたかもしれない方々にはご迷惑をおかけしたことと思います。
謹んでお詫び申し上げます。

08/01/27 (日) 寒い朝

★かって私の家にホームステイしたのは米・ニュージャージー在住女性とロシア・ウラジオストック在住女性だった。
だからというわけでもないが、米大統領民主党候補が女性初・クリントンになるのか黒人初オバマになるのかは興味のそそられれることであるし、大統領がプーチンからメドベージェフにバトンタッチされるロシアが対日関係でどう変化するのも勿論気になる。
一方で、彼ら彼女らのその政治的姿勢がどうであれ世界マスコミの寵児となるまでには裏ですさまじい権力闘争があったはずだと思う。常人には理解できない面の皮の厚さがつくられてきたと思う。
別に大状況に限られたことではないが、権力を持つことで得たものからそのために失ったものをカウントすると差し引きゼロ、つまり人間ちょぼちょぼというのが私の人間観。
傲慢ではないのだけれども、私はひとを尊敬したことがないなあ。尊敬の対語は侮蔑であり侮蔑の対象者をもたない限り尊敬の対象者を持てるはずがない、と思うのである。
「庶民として常識を持って普通に生きることが一番大切。だけど本当はこれが一番むつかしい」とひとからよく言われるし、まがりなりにも常識人を模索して生きてきたつもりだ。
その意味では12月議会で変更案が否決されたことは、どう考えても非常識なことだったと思う。

29日の臨時議会をもって正副議長が辞職する。新しい議長は中立を保ってこそ議長の職責を果たすこととなるつまり議員としての自己主張をその場で封印することが不可欠であるというのも常識。誰が出てきて誰がなるのかは知らないが、議会の刷新はこの一点にかかっている。

08/01/26 (土) 回顧

★「白い悪魔」がやってきた。


★昨日の昼に来訪したひとと、在校時の金津中学校についての話になった。
当時の金津中学校は木造校舎だった。尊敬する教師もいず、「もうこどもではないけど、大人になるのは嫌だなあ」とばかり思っていた私は金津のジェームス・デイーンだった。
放課後夕暮れの教室に偲び入って木机の生徒椅子に座り、窓に映る赤い夕陽を眺めているのが唯一の楽しみだった。今思えば、実に暗い少年だった。
★昨晩、細呂木地区を車で走っていたのだが、吹雪で前方確認がなかなかむつかしい。助手席が「気をつけて」と言うので、徐行気味に車を走らせながら、昔を思い出していた。
下の息子がスポ少で野球をやっていた当時、息子二人を春江のバッテイングセンターによく連れて行った。ある吹雪の夜にも強くせがまれ車を走らせていた。ヘッドライトに映るボタン雪降下を見ていた下の息子が「お父さん、空からご飯粒が沢山落ちてくる」と叫んだ。
良質かどうかは別として、「うーん、こどもはみんな詩人なのだ」と私は思った。
★事務所に戻っても寒い。体を温めようと、ひとり、お湯割り焼酎を飲んだ。晩酌でコップ一杯だけ飲むのが私の定番だ。しかし悩みが頭の中を複雑に駆け巡る昨晩の私は三杯飲んだ。日頃酒量を抑えている私にとって三杯摂取はきつかった。頭のてっぺんに大きな重石がのしかかってきた。
色白で可愛いだけがとりえの病弱繊細児だった私は、風邪熱でうなされる時見る夢はいつも同じだった。頭のてっぺんに地球が大きくのしかかってくるのである。そして何故かそのまわりを何台もの赤い消防自動車がサイレンをならして走りまわるのである。昨晩の私は、どうやらこどもがえりをしたようだ。
★というようなことを書いている午前4時33分、プレファブの事務所がわずかに揺れた。ラジオは「震源地は輪島市、震度は5弱」と速報している。


08/01/25 (金) やや鬱気分

どちらかというと自民党ギライの私でも「暫定税率撤廃によって道路行政に穴があく」という懸念キャンペーンは、都会在住者にはわかりにくいだろうが、地方在住者としてよくわかる。
事実、民主党内部でも反対意見が多いはずだ。現行の揮発油税48.6円/lは、石油ショック後の税収減カバーのために24.3円/lを倍増させた暫定的措置である。原油の高騰によってこの問題が顕在化してきたわけである。
★原則的に考えると、必要道路整備による受益者は運転者だけでない。学校給食を頂く子供さんたち(つまりその保護者たち)もスーパーで買物する主婦(・・昨今は主夫婦と書くべきなのかな?)もつまり国民の多くのひとたちが受益者であり道路財源として特定化されていることにも矛盾があるといえる。原油高騰に頭をかかえるユーザーの立場からいえば暫定税率撤廃は自然な思いだろう。
★つまりどちらの主張にもそれぞれの言い分があり、どちらであるべきかがよくわからないという大変にいいかかげんな私なのであるが、先日某政党の某代議士の報告会に行った時、その某代議士が「ガソリン130円/lを超えた部分を政府が保証すべし」という第三の道みたいなことを言っていた。いづれにしろ撤廃するならばカバーする財源をどうするかが一番の問題だ。
隠し埋蔵金の再考である。
★ついに携帯電話の寿命が尽きた。長寿高齢者としての老衰死だった。新たな携帯購入を決意し、ショップに行った。安価最優先カメラ機能不要OKを要求したら、初心者対応機種を差し出された。初心に戻るのである。
事務所に戻り、駐車場の隅にシャベルで穴を掘った。使い古した携帯を埋め、「携帯孝男居士」と書いた小さい卒塔婆を立て、「南無阿弥陀仏」を唱えた。

携帯といえばその前の時代は留守テルだった。
ある日帰宅すると「もしもし〇子です。お電話ください」の留守テルが入っていた。早速電話したところ会話の最中に違う〇子であることがわかり、話合わせに苦労した。名をなのるということは姓名をなのるということであります。
・ところで、漢字「名」を分解すると、夕+口だ。夕暮れには顔がわからなくなる。しかし口にだせば聴覚でのキャッチが相手の識別を可能にするということですね。
★「市政掲示板」に何人かのひとから「議会だより」の内容に関するクレームが書き込まれていました。初め、そちらに書き込もうかと思ったのですが、私は管理者なのでやめました。
↓事実報告
・1月4日に開かれた広報編集委員会に於いて「議長不信任決議案の動議提出⇒否決」の掲載についての喧々諤々の討議がありました。
・最後に掲載or不掲載の賛否をとったところ3対3の同数となりました。結果として委員長判断で不掲載となりました。
・以上です

08/01/24 (木) 本日は吹雪模様

★議会にいると、元々悪い頭がますます悪くなっていく。加えて小賢しい人間になっていくような気がして、そう思うたびに酒を飲んで憂さをはらしてきた。しかし、健康を考えてこの一ヶ月程は節酒を心がけてきた。ビールは全く飲まなくなったし、ウイスキーを舐める程度にまで押さえてきた。効果てきめんでウエストが細くなった
★スリムになった体で久し振りにインターネット検索遊びをしていたら、こんなのにぶつかった
こどもが可哀想だ。


★私は、どの政党に属しているわけでもないけれども、昨晩は、たまさか、国民新党・糸川正晃の報告を聴きに行っていた。国会質問回数の記録を塗り変えたと言われているあの青年代議士である。ゲスト講演者は森田実だった。青老コンビやね。
講演のなかで、森田は、昨年の耐震偽装発覚後の国の対応のまずさに触れていた。確認申請業務受付のハードルを極度に厳しくしたことにより確認申請件数が激減し、建築資材関連需要が落ち込んだことをさしているのだが、確かに同感だったし、私はその後の緩和修正を「朝令暮改」と思ったものだ。これを彼は「官製不況」とネーミングしていたが、いろんな形容があるものだ。
青老コンビの報告&講演で幾つかのキーワードを頭にインプットして、帰路についた。
★事務所に戻りメールチェックをすると、「議会のことでいろいろ聴きたいことがあったのだけれど、電気が消えていたので・・・」というメッセージが入っていた。国の動向を知ることにも興味はあるが、市民の要求に添うことは仕事である。予めの御連絡があれば居たのに、と私は思った。

★今朝は午前4時に目が覚めた。氷雨だ。上空から風のうなりが聞こえてくる。
風といえば「風の又三郎」⇒宮沢賢治⇒「雨ニモマケズ」と連想が働く。

雨ニモマケズ(宮沢賢治)
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ     とりわけ最後の5行に私は魅かれる。

08/01/23 (水) 昨日の全協

★昨日は、午後1時半から全協(全員協議会)が開かれた。29日予定の臨時議会に向けての全協だ。
市長からの「新市建設計画変更案の再度提出を2月初旬、遅くとも中旬までにはさせていただきたい。それまでに議員諸氏の十分な御討議をお願いしたい」という挨拶で始まり、懸案事項・主に「県産業団地整備事業計画許可申請について」に関する質疑があった。
全協終了間際、議長から「29日の臨時議会で議長を辞職したい」という申し出があった。続けて副議長から「29日の臨時議会で副議長を辞職したい」という申し出があった。
昨年7月に開かれた臨時議会(組織議会)に於いて「議長不信任決議案」を出した私が言うのも変な話かもしれないが、お二人様ご苦労様でした。
特に議長とは、最初9人で今は4人の同期(町議時代を入れて3期目)であり、いろんなことを議論しあるいは教えていただいた間柄であり、公人としての学校問題に対する対処の仕方に対しては違和を感じたものの、私人としては敬服している。
・・・いづれにしろ、これで新しい議長・新しい副議長の下で、中学校問題が解決に向かうことになる。
★全協終了後、県産業団地整備事業計画地にひとり車を走らせた。広大な予定地にダーバンコートのいでたちでたたずんだ。竹田川からの冷たい風を背に受けながら、独煙草「ゲルベゾルテ」を思いっきり吸い込んだ時、「まきちゃんの事務所の前で三人が待ってるんや」携帯コールが入った。そそくさと事務所に戻った。
三人の議員諸氏が全協内容について話し合っている。障子衝立で隔てたコーナーのなかで、私は庶務作業にとりくんでいた。
★夕刻に、あるひとから電話が入り、しばらくの間会った。
そのひとの知人のこどもさんが芦原中学校に行きたがらないと言う。冬季、すきま風で体調を壊すのだと言う。それが噂なのかそれも一部の噂なのか信憑性はわからない。しかしさもありなんとは思う。12月議会での「新市建設計画変更案」否決にあきれかえっている、とも聞いた。
議論は尽くされている。一刻も早く2校存続可決に向かうべきである。
★しかし、本日の県民福井には『「次期ポスト統合派は結束確認      、、、後任人事を協議「この結果、統合派議員の13人は一致団結しており、新しい正副議長になっても議会の流れは変わらないだろう」とし、二期目の議員を中心に正副議長のポストを押さえる事でまとまった。 一方、二校存続派では「数の上では劣るため、統合派が議長人事を巡って割れる事を期待している」と話す議員もおり、統合派の出方を静観している状況だ。」』と書かれていた。統合派議員個人個人のなかでは想いが分かれているのを、私は勿論仄聞している。承知している。数だけが正義だと私は思わないが、仮に数が正義であるとしても、統合派という大きな締付的垣根を解きひとりひとりの議員が自らの思いを自由に発信できるような環境としなければ、何のための議会かと私は思うのである。

08/01/22 (火) 深夜に熱々珈琲を飲みながら

★昨日の朝は、産業建設常任委員会協議会が開かれた。
協議内容は
・あわら市産業団地整備事業について(観光商工課)
・原油価格高騰対応省エネルギー型農業機械等緊急整備対策事業について(農林水産課)
・芦原温泉上水道財産区水道料金の改定について(上水道財産区)
及び、その他として、落雷による青ノ木・宮谷集落排水処理施設被害状況についての説明があった。
後日、「議会報告」に資料をUPします。
★協議会は午前中で終了してそのまま帰宅。作業にいそしんでいるさなか、妻から子供のことについての相談電話が入った。受話器を置いてからしばらく考えた。
縁あってこの世に生まれ、縁あって配偶者を持ち、縁あってさずかったこども達それぞれは(いろんなことがあったにせよ)大した怪我や病気もせず成人に達した。大人になったということは、自己責任でトライアンドエラーを繰り返しながら成熟していく過程に入ったということだ。
と、基本的に思うのだけれどもやっぱり親は親、親馬鹿なのである。
★何の特徴もなく女性と無縁だった私のような男が結婚できたのは殆ど奇跡と思うのだけれども、仮に結婚しなかったらどういう人生を送っていただろうか。
山奥谷合の洞窟にひとり逼塞し、森の中を鳥獣追跡する縄文人の生活が夢だった時期があるのだから、実際そうなっていたかもしれない。汚れた作努衣と髭ぼうぼうのいでたちで施しを乞う為に時々町に降りてくる名物おじさんになっていたかもしれない。が、勿論人生に「もしも」はない。
しっかりと前を見据えて歩んでいくことが唯一の選択肢だ。
★夕刻に議員三人及び友人来訪。議会のことや人生のことを語り合った。ひとはやっぱりひとりで生きていくことはできない。

08/01/20 (日) 昨日の一日

★ソファーゴロ寝で一夜を明かした昨日の私は、来訪客の「おはよう」のひと言で目を覚ました。
まだパジャマ姿の私だったが、失礼のないようにベージュのガウンをはおり、洗顔し珈琲を沸かし三国焼きのカップに注いで差出した。BGMとしてメンデルスゾーン交響楽第三番第三楽章をセットしたあと改めてソファーに座り、彼女の対行政不満をずっと聴いていた。
さよならのあとはCADに専念。

昼過ぎ来訪のひとと談笑していた時、友人が楽衆玄達のチラシを持ってきた。このグループについては動画⇒楽衆玄達inFBCあるいは07/08/16日記でも触れています。
別の来訪客も交え音楽芸術活動談義をしていた夕刻、某氏から「蕎麦をうったんや。蕎麦匠がうった新蕎麦や。今から持って行く」の電話が入った。
近くのスーパーでおろし金・大根・ネギを買い込み、蕎麦をゆがいた。
某氏はただ今独身中。調理は手馴れており、蕎麦をゆがく後姿は絵になっていた。
蕎麦匠のうった蕎麦は本当に美味しい。
缶ビールを飲んでいるうちに私は眠くなってしまった。三人とさよならしたあと帰宅し布団に入ったのだがなかなか寝付かれない。「よおおーし、今宵は徹夜で仕事をしよう」と堅く決意して再び事務所に戻り、パソコンに向かった。
夜ふけて二人来訪、続けて一人来訪。三人の談笑を尻目に、私はパソコン製図ソフトと格闘していた。三人が帰ったのは午前1時過ぎだった。
この歳になるとやっぱり徹夜は無理で、そのうち就寝。
★Mr.Mさん、本日はありがとう。

08/01/19 (土) もう土曜日か

★先日、三国町陣ケ丘の知人宅で四方山話をしていた折、「海岸線の松枯れがひどい。酸性雨・地球温暖化あるいは土壌変化による影響が考えられる」と言われた。帰途、海岸線を車で走ったのだが確かにひどい。既に相当数が伐採されているのだがまだまだ目立つ。。
里山あるいは海岸線の散策だけを趣味としている私は、体力温存主義者故に奥山・深山への登山はしない。勿論冬山登山もしない。よって、山中に樹木の異変があるかどうかはわからない。
つまり生活居住圏近域での目視でものごとを考えるしかないのだが、枯れ松の林立は精神風化の予兆のように思えておぞましい気分になってしまった。

★木といえば、昨日は久し振りに雄島を歩いた。大寒間近の今、空気は凛として身がひきしまる。
寒風がすさまじいが、海岸線の柱状節理は相変わらず見事だ。

スダジイの原生林に入ると鬱蒼とする。
群生する木々はしかしより多い日照を求め、我れ先に成長しようとしているそうだ。仲間どおしであっても実は喧嘩もしていることになる。共生の中に競争があるのである

08/01/18 (金) 一仕事終えてのテイータイム

★昨日の私の事務所には朝から晩まで誰かが居た。議員諸氏・仕事関係者・友人エトセトラだった。私自身はCADに追われていたので、設計コーナーと溜まり場コーナーとの間に障子衝立を設けた。討論・会話に加わることなく作業にいそしんでいた。いそしみながら事務所の過去を振り返っていた。
★10年数年前に建てられたこのプレファブは、元々が2階の用途目的を金中50周年記念事業事務局会議室として出発した(1階は妻の事務所)。連夜真面目なひとたちがここで事務作業に取り組んでいた(私はほとんど加わらなかった)。二年間が経過して50周年記念事業が終わり、そのあとは同級生グループ「三九会」の宴会・蕎麦会の場として時々使われるようになった。その時に私は手打ち蕎麦のつくり方を覚えた。前後して金小PTA役員グループ「まきぽん会」の焼肉水炊親睦宴席としても使われていた。
幾星霜で、現在は議員諸氏がよく集まる。昨日も近日中での「獅子鍋パーテイ」が企画されたようだ。
★いつだったか、「軽薄にみえる牧田さんなのに、ここに来るひとは何故真面目なひとばかりなのですか?」と聞かれたことがある。「私は軽薄を装おっているのではない。四方八方真面目一途の私だけれども敢えて軽薄な部分をつくらなかったら、心身が悩みでつぶれてしまうからです」と答えた。
ま、人間なんてみんな同じで、陽性顕在の時陰性潜在・強気顕在の時弱気潜在等々と同じように真面目と軽薄も又、顕在と潜在の間を行ったり来たりしているのだと思う。
★昨日、夜の帷の降りる頃、若い女性二人の来訪があった。私は少量の焼酎を飲みながら、現在の議会の流れに対して納得のいかない点を一生懸命しゃべっていた。

 08/01/17 (木) 今は静かだが

★午前5時に起床。雪がしんしんと降っていて、あたり一面真っ白だ。暖冬といっても一度はこういう状態になるのが北陸である。
長靴を履き防寒ジャンパーに身を包み軍手をしての雪かきだ。親切なお父さんの私は、まだ寝ている妻や子供たちの自動車の屋根や窓ガラス周りの雪をとり始めた。初めて気がついたのだが、背の高い軽自動車は内部空間が快適である分だけ屋根の雪をとり除くのが面倒くさい(ね、Kさん)。
薬缶で沸かした熱湯をワイパー廻りにかけて終了した。

一服しながら雪を眺めるのも乙なものだ。

・昔、GFが「牧田くん、この世で本当の白といえるのは雪だけ。他の白はみんな嘘の白よ」と言っていたのを思い出す。
・「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ  次郎を眠らせ 次郎の屋根に 雪ふりつむ」で
太郎や次郎を眠らせるのは当然雪だと、私は思っていた。だけど何年前だったか、短歌をやっているひとから、眠らせるのは母である何故ならば三好達治は相当のマザコンだったから、と言われたことがある。
うなずいた私もマザコンでかつワイフコンだ。

08/01/16 (水) 本日は快晴

★13年前の1月17日に「阪神淡路大震災」が勃発した。
改めて、一昨年同日の日記 昨年同日の日記を読んでみた。
いずれにしろ耐震は大切なのだが
(背後に更なる巨悪が存在していたのだとしても)技術者としてアンビリーバブルな振舞いをした姉歯某を決して許すことができない。
建築構造技術者・確認申請書受付機関などに対する信頼が失われ、国は昨年6月から建築確認申請業務の大幅な変更を施行した。しかしこれは役所の免罪符つくりであり私に言わせれば改正ではない。改悪だ。
構造技術者に対する審査項目の桁違いアップや構造基準の変更などで、プロフェッショナルの間には驚愕と嫌気が走ったのである。
結果として、施行翌月の確認申請数は前年度比40%強の減となった。着工件数の大幅ダウンで建築資材は倉庫に眠り株価低落の懸念も出てきた。
その現象に反応して、国は審査形式をやや柔らかくした。
これを朝令暮改という。

08/01/15 (火) 三連休を終えて

★白山系の山麓から上る朝陽が近所の屋並をオレンジ色に染めて神々しい。生きているってかけがえのないことなのだ。
「きょう一日の生を与えてくださった天照大神さまありがとうございます。御心に添いますよう一日を謙虚におくるつもりでございます。」と、私は山麓を遥拝してニ礼ニ拍手する。
追従・面従腹背・胡麻擂エトセトラは人間社会に根強く巣食っており、だからこそ我々は「煩悩の徒・衆愚」と呼ばれるのだが、どうも私のみるところ議会も例外ではない。

★朝陽を眺めることが「きょう一日の生活のスタート」への感謝であるならば、夕陽を眺めることは「きょう一日の生活のつつがない終了」への感謝だろう。
朝陽・夕陽を眺め続けておよそ59年(注:私の誕生日は1月30日です)。
まだまだ若いという気がする一方で、もう十分生きたという気がしないでもない。

★今晩は、某政党新春政経パーテイを終えてから福井市内の友人夫妻宅で打合せ。帰りがけに九州出身の奥さんが「牧田さん、焼酎飲む?」と聞くので、「我が命です」と答えた。
差し出されたのは芋焼酎・「石の蔵から」だった。芋焼酎を飲むと南の島を思い出す。
ひととの出会いがとても沢山あった一日を終えて帰宅し、ひとりちびりちびりとやってます。

08/01/14 (月) 夜明けに

★昨夕の5時過ぎ頃だったろうか、突然悪寒が走った。体の節々も痛い。
夕食もとらず布団に入り込み、こんこんと寝た。
目が覚めたのは午前4時だから、実に11時間眠っていたことになる。近年にない長時間睡眠だったが、途中に夢をみた。

さて よくみる夢といえば
・散歩をしていると、通りすがりの男から突然11発の発砲を受け即死する夢。
・某国からミサイルが飛んできて辺り一面火の海になる夢(特によくみる)。
・南の島の海岸のコテージの椅子に座り、珊瑚礁沖合いの白波を眺めながら誰かと一緒に熱い珈琲を飲んでいる夢。
・仕事がスムーズに進まず頭をかかえている夢(特によくみる)。
・シルクロードを歩いているうちに道を迷い、砂漠のなかで白骨化していく夢。

ひとは何故夢をみるのかといっても、フロイトとかユングなど精神分析学の泰斗の本を読んだことのない私には、みるからみるとしかいえない。
しかし、フロムを一冊だけ読んだ。「自由からの逃走」でこれは掛け値なしに面白かった。

★「市政掲示板」に書き込んだ「読者」さんは他のブログで、
「統合派内では、あの掲示版に対しては非常に大きな批判がある。議長は統合派集会で「掲示版での脅し・誹謗中傷は犯罪行為に等しいといい、それに断固戦って行く」と言葉を荒げて発言し、大きな拍手が起こった。」を引用しつつ「市政掲示板」の書き込み手を糾弾している。となると掲示板管理者の私も憎まれているのかな?
私の頭が悪いのかもしれないが、誰も個人中傷などしていないってば。
公職につく人の公職内での姿勢を批判する(賛同もウエルカムです)のは、有権者の当然の権利であるはずだ。批判が気に入らなければ反批判すればいい。
勿論「市政掲示板」に書込みしていただいて構わないんだけど、他で糾弾しながら「この場を感謝する」のは論理矛盾だと思う。付け加えると、「この場を」ではなくて「この場で」だ。
・・・ま、ひとりごとだけど。


08/01/13 (日) 起きたら屋根が真っ白だ

★昨晩は、夜更けて友人夫妻が事務所来訪。珈琲を飲みながら議会の最近の流れを説明した。
そのあと帰宅し、残りもののおでんをつつきサントリーポケットウイスキーを飲みながら考えた。

あることがきっかけで議員に立候補したのが9年程前で今は三期目。
一期目は上位当選だった。二期目は中位当選で今回三期目は下位当選。
藤原正彦が書いた著書名・「国家の品格」が流行ったあと「女性の品格」という言葉が出てきた。それになぞらえて言えば、「議員の品格」が私の中から失われつつあることの反映結果かもしればい。しかし、それだけでもあるまい、と私は思う。
選挙は地盤の大きさがどうしてもものを言う。村部は集落ごとに連合体を組んでのガチガチ推薦選挙となるのでほとんど落ちることがないのに対して、まちうちにはそういう枠組みが無く(あるいは薄く)支持は地盤であるよりも日頃の人間関係に拠る比重が大きいということになる。

この二年間焦点となっている中学校問題で、仮に統合中学校ができるとした場合最有力だった候補地の地区に居住しながら、「統合反対・二中存続維持」を訴えてきたのは実はつらいことだった。
「地区の活性化の為に統合賛成を言ってもらわなあかん」と、何人ものひとから言われた。直接間接に言われたしあるいは冷ややかな目線をそちこちに感じたことも賓回にある。
その度に思った。あるいは、「私情としてはわかる。けれども私は市から報酬を頂いているのだから市を俯瞰することが不可欠です」と答えてきた。「これで次期はないかなあ」と思いながら答えてきた。

議員には自分の支持者との間に契約関係があると思う。しかし(小さいながらもの地域住民あるいは一部の親交あるひとたちを除けば)、自分の支持者が誰なのかよくわからない。
であれば日頃コミュニケーションを密接にする市民のひとたちとの間で自分の思いや姿勢が形成されていく。結論として、議員が住民の代表であるとしても「代表」が意味するところは、「民度の反映」だと思っている。

08/01/12 (土) しゃばは三連休だそうだが

★しばらく日記をつけなかったら、昨夕に「体の調子が良くないのですか?仕事が忙しいのですか?」というお見舞い的来客があり恐縮しています。
体の調子は普通ですが、心の調子が良くないです。
インターネットでニュースを検索すると、およそ一昔前には考えられなかった(というか大変に稀だった)事件が頻々として起こっている。まわりにはものがあふれ便利な世の中になり、我々の親の世代が目的としていた物質文明の利点がほとんど実現したといっていいはずなのに、逆に心がどんどん乾いていっているような気がする。
鶴田浩二は、「♪・・・右を向いても 左を見ても 真っ暗闇じゃあございませんか どこに男の夢がある・・・」と唄ったが、確かに夢というか生きる上でのファーストプライオリテイを持ちにくい時代に入ってきた。
我々は親として次世代に対してより良い世の中をバトンタッチさせる義務があるはずだ。したいことをほとんどしてしまった私などにとって、生きるはりはそこにしかないはずだ。

例えば、イラクに侵攻した米空軍のピンポイント攻撃などをTV画面で見ていると戦争場面がゲーム化されて人が死ぬということの生残さの匂いすら無くなってきているのではないか。
大岡昇平が戦争体験記「野火」で書いた人間の貌などとは大変に対照的で、実人生は生死隣り合わせであることが実感として薄れてきたことで、逆に命を粗末に扱う犯罪が多発しているのではないか。
NHKじゃないけれど、「こころの時代」なのである。
★今朝は、トリムパークかなづにて嶺北消防組合の消防出初式が開かれた。
屋内式典が終ってから屋外式典に移った。屋外式典は分列行進と演技披露だ。演技は「越前三国鳶」によるはしごの頂上での芸である。
はらはらしながら見ていた。微妙に揺れているはしごは高さが6mもあるのである。
私にできるのは、「はしご酒」だけだと改めて思った。


08/01/09 (水) 快適な朝

★昨日の晩は某所で珍しいものを食べた。鶏の燻製です。とてもおいしくって殆ど独り占め的に食べた。帰宅して就寝。目が覚めたら、口の中がなんか変だ。そのうち歯が一本(個?)ぼろっと抜け落ちてきた

08/01/08 (火) 外は小雨

★柱時計がぼぼおーんぼぼおーんと午前3時をうった。恐らくきょうは徹夜になるだろう。
深夜ラジオからは、トワエ・モアの「ある日突然」が流れている。この唄が流行っていたふた夏を、ぼくは淡路島・由良町の成ケ島という離れ島で過ごした。国民宿舎でアルバイトをしていた。
ぼくの担当はバンガロ-掃除と酒倉庫番と舟に乗っての新鮮魚買出しとそれからなんやかんやだった。
いつも洗いざらしのジーンズパンツをはいていた。暇な時間帯には、岬の堤防に寝転び、沖を行く瀬戸内航路の客船・貨物船をぼんやりと眺めていた。

国民宿舎ロビーの衛星TV放送で、歴史的瞬間を見た。アポロ宇宙船の月面着陸である。
月の表面に星条旗が掲げられた時、「これは米ソ冷戦に於ける米の勝利宣言ではないか」と思ったものだ。
アームストロング船長は「この月面着陸第一歩は私にとっては単なる一歩にすぎない。しかし人類にとっては偉大な一歩である」と言った。
フロンテイアのせりふはいつも恰好いい。

08/01/07 (月) 昨日の日曜日

★昨日は未明からCAD三昧。そそくさと昼飯をすませてから、区民館へ行った。
区の初寄り総会が開かれたのである。
区長の了解を得て議会報告をした。内容は、中学校問題に関するこの一年間の流れの説明と、私自身の2校存続への思いで、いってみればいつもここに書いていることのコンパクトスピーチだった。

★総会終了後は、親睦会だ。私は第二班の班長をしているので、宴席つくりの為に座机を運んだりビールを運んだり酒を燗したりの裏方作業をしていた。宴が始まり酔いがまわるに連れて話は「鯰の蒲焼」談義となった。川魚釣りに詳しいひとがひとりいて鯰の生態を聞かせていただいた。
そのひとはちょっとエッチなことを交えてしゃべるので、私はげらげら笑っていた。

★宴終了間際に貴重な経験をした。
あるひとから、「妻は二中存続派だが、わしは二中派でも統合派でもない。付け加えれば、統合になっていたらもしかしたら地権者となったかもしれないものである」と、言われた。
「あなたの報告では充分にわからないところがある。教育理念そのものは二中存続でも統合でも存在する。各々の場合の比較を具体的に挙げつつ懇切にしゃべるのが報告というものではないか」と、言われた。

言葉はキーボードやインクの染みを利用しての「書き言葉」と、空気の振動を利用しての「しゃべり言葉」に別れる。「書き言葉」はいわば自分との対話だから整合や補足は自分のペースの範疇だ。「しゃべり言葉」はそうではない。沢山の目線がありあるいは時間的制約への意識があり、結果として言いたかったことの捨象も頻繁にある。
対話であれば、キャッチボールのなかで修正補足が可能だけれども、挨拶ましてやコンパクトスピ-チでは不可能だ。少なくともそれを自覚しなあかんなあ、と私は思った。

★帰宅し、パソコンに向かってのメールチェック。いろんな地区で初寄り総会が開かれたらしく、「〇〇地区総会では〇〇議員がこうしゃべった」の一覧が入っていた。
インターネット社会では情報の伝達が瞬時なのである。

 08/01/06 (日) 今年最初の日曜日

★殆どTVを見ることはないけれども、土日にたまには見る。馬鹿馬鹿しいワイドショーや馬鹿馬鹿しい大食い競争など芸番組の画面を見ていると、加えて、スタジオ内にいるコメンテーターやウオッチャーの笑い顔が隅の別画面に盛んに映る。これではもう身内のじゃれ合いをそのまま電波に乗せているだけではないか、と思うのである。
出演者も司会もデイレクターも虚しさを感じるのが通常の感覚であるはずだが、視聴率稼ぎのための局上層部の指示ならば、金のためだ仕方ないというところか・・・ではないだろう。

★本日は日曜日。各地区で初寄合があるのではないだろうか。
私は、今日、いろいろしゃべって帰ってきたところです。

08/01/05 (土) 四人組新年会を終えて

★昨晩は、妻及び義兄夫婦の4人が福井市内の居酒屋に集まった。びっくりしたのだけど、福井市内は雪が積もっている。
新春恒例のもので、お互いの子供達が小さかった頃は賑やかな集まりだったが今はそれぞれが大きくなって集まりに加わらない。

だから静かだったかというとそうでもなかったなあ。
根がいやしいせいか、ただ酒は食欲・飲欲を増進させるしいろいろしゃべりたい気分になってくる。
義兄が新聞社勤めで義姉は教師。
となると、今マスコミに頻繁に載るあわら市中学校問題がどうしても話のテーマになってしまう。
こんな状態が長く続いてよいはずがない。考えの違う議員どおしが対立することは信念の問題としておかしいとは思わないし議会の恥だとも思わないしのちのちのしこりになるとも思わないが、対立のための対立はやはり矮小なことだろう。
妥協という言葉は嫌いだが、解決に向けての模索は必要だ。

★しかし、原則は原則である。市長は2校存続を公約に掲げて先の市長選で当選した。議会はその公約を否決した。議員として議会内部を見るにつけ統合理論はもはやほぼ消滅していると思えるのにも関わらず否決した。
市長は行政の執行権者として有権者によって選ばれる。議員は行政に対する監視者として有権者によって選ばれる。行政と議会が車の両輪と呼ばれる所以がここにある。だから、現在の状況はねじれだ現象だとも言われている。
双方共に民意の反映ではあるが、より直近の民意は行政側にある。
だからこそ市長が2校存続を翻すことなど在り得ない。したら、それこそ市民に対しての裏切りになる。

★電話があって、アワラートのお店に行った。車で通った折に何度かこのお店を訪れたが、いつもドアが閉まっていた。きょう初めて入ったのだが、なかなかしゃれたお店じゃないですか。
代表のひとのお話をいろいろ伺ったが、行政主導じゃなく在野軸であわら市を考えるのはいいことだ。未来を描くのはいいことだ。行政はマイナス面を恐れるが、在野はリスキーであってもプラス面に挑戦する。


★もうしばらくしたら、私は風になる。
スリーシーズン用寝袋をかかえて二泊三日の旅に出る。
加賀の夜の海辺でちびりちびりとウイスキーを飲みながら焚火をする。いい気持ちになったら沖合いの闇に向かって「おおーい うみよおー うみさんよおー」と森田健作風に叫ぶ。趣味のハーモニカで「はるかな友へ」を吹く。寝袋に入り、潮騒をBGMに降るような星空を眺めながら眠りにつく。そして朝のまばゆい光で目が覚める。

もう殆ど桃源郷です。


08/01/04 (金) 本日は広報編集委員会

★正月三が日を「松の内」という。これは門松を玄関前にたてて正月を祝ったからであり、松(マツ)は歳の神の降臨を待つ(マツ)という語源を持っていたはずだ。昭和のある時期までは一般的な風景だったと思う。時代の変遷で殆ど見られなくなったことにも呼応しているのだろうが、日常と変わらずに三が日は済んだ。来訪客が無かったのは一日だけだったし、来訪客も年賀挨拶云々ではなくて、「いるか?」で来ただけだ。

★昨日の昼、富津の寒椿原生林を見たくなり車を走らせた。でも、赤い花弁を殆ど見ることが出来ず期待はずれ。季節的にはもう少し後が旬なのかもしれないと思いつつ波松の海岸へ出た。
ゴミの散乱が目立つ。量が量だけに地元あるいはボランテイアだけでは回収が無理なのかもしれない。あわら市が持つ唯一の大切な海岸・波松海岸だ。行政の動きも必要なのかもしれない。
しかし
日本海の荒波には感動した。幾重もの白い大きな波頭が浜に押し寄せる。沖合いでサーフィンを楽しむふたりが黒点のように見えた。
ぼくも素裸になって大波のなかへ飛び込みたい衝動に駆られたけれども我慢した。

★深夜ラジオがマントバ-ニーオーケストラの「魅惑の宵」を流している。
若い頃から随分親しんだ曲だ。何度聴いてもその都度ロマンテイックな気分になる。
「魅惑の宵」を経験したことは無いけれども、良い音楽は聴き手の現実体験有無を超える。
想像力にうったえる。

★時報が午前4時をうったが、なかなか寝付かれない。ソファー脇の独煙草「ゲルベゾルテ」に火をつけた。闇天井を見詰めながら、市政掲示板に「トンボ1」さんが書いた「荘周の夢」のことを思い出していた。
自分が本当の自分なのかバーチャルな自分なのか判然としない瞬間をひとは必ず持つ。

議員になってから人付き合いの幅が広くなり、相談を受けることも多くなった。行政がらみのこともあればそうでないこともある。どういったらいいのか、自分を取り巻く不合理に対して怒りを表すひともいれば悲しみや諦念を表すひともいる。自己否定的に物語るひともいる。
ぼくは、基本的には人間そのものが不合理な存在なのではないかと思っている。「不合理ゆえに吾信ず」という小説を書いたひともいたではないか。

現在の自分をバーチャルに捕らえようとするのは、カタルシスへの欲求だろう。
「地球は大きな劇場だ。人間ひとりひとりはその大きな舞台で演技する俳優だ」と書いたのはシェークスピアであり、しばし名言だ。
悲しんでいる自分が実は悲しみを演じている自分だと複眼をもって思う時、幾分癒される気がするのである。
★街に出てスーパーマーケットやガソリンスタンドやらのいろんな場所で話しかけてくる知人達との話題は「先の12月議会について」一色だ。
二中支持派からはおおむね議会解散を促される。必ずしも二中支持ではないひとたちからは「第二の夕張にしたらあかん」とよく言われる。
勿論、「そうなるはずない。懸案事業を先延ばしせずに、合併特例債を使ってやることの方にこそメリットがある云々」と説明するのだけれど、ぼくの思いが充分に伝わったかどうかは別としてこの種の会話のあとにはいつも虚しい気分が訪れる。

北海道夕張市からはるかに離れたここあわら市に於いて、反夕張キャンペーンがはられているわけだが、当の夕張市民がこれを聞いたらどう思うだろうか。そうなりたくてなった市民などひとりもいなかったと思う。市外へ出ていったひとたちも多くいたかもしれない。しかし残った夕張市民は再建にむけて一生懸命のはずだ。一生懸命の姿はたまに新聞にも載る。
彼ら彼女らの胸中を思うとき、ぼくには存在否定宣言のようなこの言葉を出すことができない。

08/01/03 (木) TV観戦

箱根駅伝を観ていたが、実に過酷なレースだ。立ち止まったり歩いたりの選手が目立つ。
解説者は「各チームは科学的トレーニングを取り入れているのだからこうなるのは本当はおかしい。時代の変遷で我慢力が薄れてきたのかもしれない」と言っていたが・・・。
駅伝というのは、よく言えばチームワーク、よくなく言えば連帯責任を各選手が自覚せざるを得ない戦いであることを痛感する

08/01/02 (水) 昨日の元旦

★昨日の元旦は、大晦日に引き続いての断続的な雪
模様で、正月らしくなった。
お屠蘇を食べてからはCAD&読書三昧。家族以外誰とも顔を合わせない電話もない一日だった。

★昨晩は初夢を見た。沖永良部島にいる夢だった。
島の最北端で寝起きしていた30数年前がそのままよみがえってきた。
最初はひとりだったが、いろんな人と知り合った。
月夜の晩には地下タビを履き、アセチレンガスランプ左手・ヤス右手に珊瑚礁を歩いて漁をした。輪郭の揺れる燃えるような夕陽を背にして立教の学生に撮ってもらった当時逆三筋肉型の私のヌード写真はモノクロ風で、今もアルバムに貼り付けてある。
島の先々で、地底洞窟を隊列組んで探検し、巨大な骨を発見した(椎名誠の「わしらは怪しい探検隊」みたいなことをやっていた)。風呂は大蒜畑に置かれたドラム缶で、入浴時のBGMは東シナ海の潮騒だった。
彼ら彼女らは今も元気なんだろうか。
★年賀状を読む。
添え書きには「市政の発展の為に頑張ってください」「2校存続問題で頑張ってください」が多かったが、プラスαでは・・・

頂いた年賀状添え書き 一部貼付け
TVでおみかけします。頑張ってくださいね(女性⇒支援型)
〇時に遊びに行きたいですね!(男性⇒遠方の友型)
〇いつもおくさんにお世話になりありがとうございます(女性⇒女房迂回型)
Never give up!(男性⇒闘争型)

〇健康に留意して下さい。期待しています(女性⇒健康心配型)
〇今少し、お力をいただかせてください(男性⇒依頼型)
〇今年も事務所におじゃまさせてくださいね(女性⇒好意吐露型)
〇昨年はありがとうございました。頑張ってください(男性⇒感謝型)
〇今年は私達年男年女ですね。頑張りましょう(女性⇒同級生型)
〇「へしこ」ではお世話になりました。又遊びに行きます。(女性⇒映画監督型)
〇10月末に定年を迎えてしまいました。もう少し会社つとめを続けます(男性⇒団塊の世代型)
〇近いうちに一杯飲もう(男性⇒宴会志向型)
〇今年こそ楽しい年になりますように(女性⇒好意吐露型)
〇・・新しい職場で悩んでいます・・(女性⇒慎重性格型)
〇あまり長引くと市民も・・。市民(金津町民)の代表だということお忘れなく(女性⇒叱責型)
〇激動の年 御身大切に(女性⇒激励型)
〇気持ちだけは若くありたいと強く願う今日この頃・・(男性⇒願望型)
〇・・・パソコンでかなり目が悪くなりました。でも牧田さんが職場にこられるとオーラでわかります。
 右ななめ45°ですネ。左からもgoodです(女性⇒読後満足型)


 08/01/01 (火) 元旦

新年 あけましておめでとう ございます
        本年もよろしく お願い致します
         
★除夜の鐘の聞こえ始めた昨日の午後11時50分、身支度をして、ひとり金津神社を目指しました。途中、近くのお寺で除夜の鐘を撞きました。住職の、「水平に、自然に。撞棒を押し出すのではなく慣性の流れの如く」という鐘撞き心得は日常生活心得人間関係心得でもあると思いました。

★穢れ払いというか「清浄にして清浄」が神社の基本風景です。
境内は凛とした空気が張り詰めていて、参道には一対の篝火が燃えています。
あかい炎の揺らめきを眺めているだけで体が温められているような気分になるのが不思議でもあります。
ポケットに用意した五円玉一個を「ご縁がありますように」と祈りながら賽銭箱に放り込み、ニ礼ニ拍手一礼を終えました。欲得なので「家内安全無病息災」を初め幾つかのことを祈りましたが、心に秘めておくことがマナーだそうです。

★このHP日記も今年で8年目に入ります。昨日訪問した友人宅で歓談した際、「読むのを日課としている」と言われ、恥ずかしさと嬉しさが半分半分に心を去来しました。
以前にも書いたことがありますが、
「議員日記」なのだから、議会のことを日々こと細かに報告するというのが書き始めた当初のスタイルでした。けれども書き連ねていくうち、段々窮屈になってきました。能力の限界を超えていると思うようになってきました。

★考えて見れば、市議(当時は町議)は市民(当時は町民)のひとたちとの顔つき合わせての接触が仕事の相当部分を占めており、例えば国会議員や県会議員のような大状況の政策理念を追求することとは対極の位置にあります。行動半径も狭くて、小状況的というか土着的というかそういうものが自分だと段々感じるようになってきました。

★そこで半径数kmの生活圏で生起するものごとに直面して感じたことをそのまま皮膚感覚で書くことに軸足が移ってきたように思います。勿論、引き出し収納的手書き日記とは違って公開を意識しています。意識することによって多少は上品めかしています。
けれどもそれは文章の枝葉であって、基本的にはいつも本音を書いているつもりです。

ということで、本年もよろしくお願い致します。