2013/03/03 (日) 文書館


大田裕美「木綿のハンカチーフ」を聴きながらこのブログを書いている。


昨日の午後は福井県立図書館「文書館」へ、4人で行った。


文書館開館十周年記念講演会。演題は「杉田仙十郎と定一夫妻」で、講演者は「大阪経済大学教授・家近良樹氏」。話が脱線の連続で焦点がしっかりせず総じてわかりにくかったが、氏の言いたかったことはひとつに尽きると思う。




定一は明治期の帝国議会で議長の要職にまで上りつめ、九頭竜川改修や国鉄金津駅開駅の実現あるいは三国支線の実現で芦原温泉に福をもたらしたということに一応はなっている。けれどもそれらは明治中央政府の施策の結果であり、定一は時の流れに身をおいたにすぎない、と氏は語っていた。彼は弁舌が爽やかでも機知に富んでいたわけでも、情が深くて親しみをもたれる人物でもなかった、偉かったのは、スポットを浴びていない父・仙十郎と妻・鈴である、と語っていた。


杉田定一自筆の手紙




なかんずく鈴は偉かったそうで、京都で交流のあった新島襄の嫁さん(今、NHKTVで放映中)よりも傑物だったとのこと。歴史は女がつくっていくのだろう。

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