栴檀の香風 衆の心を悦可す 良寛
西木正明著「 夢顔さんによろしく」
この本は四年前に読んだ。
終戦時、A級戦犯に指定され服毒自殺した近衛文麿首相の長男・近衛文隆(細川護熙の叔父にあたる)を追ったドキュメンタリーだ。
満州で終戦を陸軍士官として迎え捕虜となり、シベリア抑留。
各地の収容所を転々としたあと、ハバロフスク裁判で国際ブルジョアジー幇助という罪で26年の禁固刑を受ける。昭和30年の日ソ国交正常化交渉に際し、鳩山一郎首相の帰国要求や国内からの数十万人もの署名入りの嘆願書があったが、帰国が叶うことはなく、死去。彼の死は病死にしては不審な点が多く、西木は毒殺の可能性を強く示唆している。
平成3年、「政治弾圧犠牲者の名誉回復に関する」ソ連法で無罪、名誉回復。
平成4年、ロシア連邦軍最高検察は、近衞文隆の名誉回復を採択、平成9年、ロシア軍最高検察から名誉回復証明書を出した。
あと三日で超多忙も終わる。
このヴァイオリンチームの演奏は、今までに何度も聞いたが、指揮者・鈴木氏の演奏を聴いたのは、今回が初めて。
ビバルディ「四季」のプロとしての精緻な演奏に、心が揺れた。
演奏会終了後、自宅パソコンのユーチューブで、ベルリンフィルの「四季」を聴いた。勿論素晴らしかったが、しかし、CDで聴くのと、なまで聴くのとでは、迫力が違う。
鈴木博詞
1976年 京都市立芸術大学卒業 同時に京都市交響楽団ヴァイオリン奏者となる 91年 同団退団 92年 神戸市室内合奏団入団 2009年 同団退団
現在は、フリーのヴァイオリニスト、指揮者として活動 その間、師の岩渕竜太郎氏との弦楽四重奏を始め京都ソロイスツの リーダーとして、またピアノの宮澤和代氏と共にDuoヴォルフイを 結成。現在に至るまで室内楽の演奏活動を行っている。 1994年~2000年まで、京都チェンバー・オーケストラの 指揮者も努める。 また、アマチュア・オーケストラの育成にも力を注いで、富山大学、 兵庫県立大学、アンサンブル・デユ・トレフル、さざなみ記念アンサ ンブル、ストリング神戸、ストリング福井 ETC、 多くの楽団の指導にあたっている。 近年は、鯖江市の「あすなろ保育園」の子供や先生たちにも ヴァイオリンを教えている。
この一週間、いろんな頼まれごとをこなしてきたけど、あらかた終わった。
あとは、明日の「ストリング FUKUI コンサート」の成功を祈るだけです。
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