2012年01月

 1日-10日  11日ー20日  21日ー31日

2012/01/20 (金) 昨日の一日


昨日の午前中は、「環境対策調査特別委員会」の日取り及び内容についての打ち合わせ。


午後は「坂井地区介護保険広域連合運営協議会」。「第5期介護保険事業計画」についての質疑ののち、伊藤会長が橋本連合長に「答申書」を手渡したあと、二月三日予定の第40回坂井地区介護保険広域連合議会定例会議事内容(案)についての説明を事務局から受けた。


1 平成23年度坂井地区介護保険広域連合一般会計補正予算(第2号)
2 平成23年度坂井地区介護保険広域連合特別会計補正予算(第3号)
3 平成24年度坂井地区介護保険広域連合一般会計予算
4 平成24年度坂井地区介護保険広域連合介護保険特別会計予算
5 坂井地区介護保険広域連合介護保険条例の一部を改正する条例について
6 福井県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少および同組合規約の変更について


本年四月に「坂井地区介護保険広域連合」が他の一部事務組合を統合して「坂井地区広域連合」となる予定である。そうすると広域連合議員の構成市それぞれの定数が変わるので、昨日の運営協議会は同じメンバーによる最後の会となった。


運営協議会終了後あわら市役所に戻り、市民生活課と環境対策についての打ち合わせ。終わって市役所を出ると、あたりは既に暗い。でも、冬至から一ヶ月が経過したので少しずつ日がながくなってきているはずだ。


Q 雪が溶けると何になる?
A① 水になる
A② 春になる


事務所に戻り晩飯をすませたら、三人来訪。なんとなく疲れた一日だった。


 2012/01/19 (木) 久々の中学校


昨日の午後は、金津中学校へ行った。
一年生の道徳の授業でねらいは「聾唖者の生活や手話について学び、人との関り方について学ぶ」。
GT(ゲストテイーチャー)として聾唖者Kさん夫妻、聴き取り通訳として僕、読み取り通訳としてTさんが参加した。




対象は一学級なので生徒は28人。教室の後ろで見つめるひとは校長及び同学年の担任教師6人。


学校というところは一種独特の世界で、市議会あるいは建築の世界とは明らかに雰囲気が違う。僕は、「はるか昔、僕もこういう屈託の無い明るい少年であった頃があったんだなあ」という感慨にふけった。


人生も終盤に入ってくると、こういう感慨を持つ場面がたびたびある。
 2012/01/18 (水) 本日は手話講習会


昨晩の午後8時。ソファベッドに身を横たえて白河夜船でいたところ、来訪者二名。「明日の金中での手話講習会の打ち合わせをしたい」、と言われて、三人での講習会指導予習に臨んだ。


柱時計が9時半の時報を打った。「僕は眠くてしようがない。予習はこれで充分や。そろそろお終いにしようや」と言って散会。


「夜も誰が来るかわからない。やっぱり10時頃まではしっかりと起きていよう」、と改めて思った。

 2012/01/17 (火) 秘境


昨日の午後、新聞記者と一緒に宮谷石切り場跡を探検した。何度か訪れてはいるが、何度来てもこの幻想的な空間は素晴らしい。


昔、筑前琵琶の奏者と来た時、「ここで耳なし芳一を奏でたらどうですか。聴衆は感動しますよ」と申し上げたのだが、答えは「地下の湿り気が筑前琵琶の音程を微妙に狂わせてしまうのでむつかしいわねえ」だった。
確かに、僕も「港町ブルース」を歌うとき、場所と季節を気にする。
ついでにギャラも気にする。プロはナーバスなのだろう。


   
   
 



青く澄んだ水を眺めているうち、映画・横溝正史の「八つ墓村」を思い出した。
主人公・寺田辰也が地下の鍾乳洞をさまよっているうち、田治見小梅の脂漏化した死体が浮かび上がってくる。その瞬間の怖いこと。


ということはともかく
あわら市民でここを知っているひとは少ないのではないだろうか。


 2012/01/16 (月) 昨日の日曜日


昨日の午前中は、坂ノ下区婦人会新年会に出席して挨拶。
午後はなんにもせずひたすら事務所の整理整頓をしているうちに日が暮れた。


夜も更けぐっすり寝込んでいた11時、僕は携帯電話コールで目が覚めた。三国のTさんからの電話だ。
「今、三国昭和倉庫館が激しく燃えていますよ。完全に全焼です」と言われてぼくは激しくびっくりした。


昭和倉庫館
は知人の加賀さんが数年前に開設して運営しており、僕自身ひとりであるいは友人と一緒に何度も訪れている。


泥棒と違って、火事は全てを灰にしてしまう。恐ろしい存在だ。


 2012/01/15 (日) 昨日の一日


昨日の午前中は、「丸岡体育館・ふれあい広場」において、嶺北消防組合・消防出初式が挙行された。
初めに体育館内での表彰式。ここでは消防団長挨拶のなかの、東日本大震災及び大津波での多数の消防団員の殉職に触れた部分が心に残った。


午後は、越前市へ行き、「原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会・第三回勉強会」に出席。
講演は、大島堅一氏による「日本の原子力政策と各電力源の本当のコスト」。
放射性廃棄物の処理に手立てをこうずることができず「トイレなきマンション」と昔から呼ばれてきた原発の最終的処理までの青天井としかいいようのない費用を社会的費用として勘案した場合、原発は他の手段と比べてはるかに高くなる」、という氏の語り口には確かに説得力がある。


ついでながら、満員の会場には知った顔が沢山あった。


会場からの帰途、金津図書館に寄った。このところ読書欲が旺盛だ。
30代から40代にかけて本というものを殆ど読まなかったことからくる反動なのかもしれない。


疲れて自宅に戻ってからは、妻との晩酌。
僕ら男性のいい加減さ・二面性をいろいろと指摘されたのだが、いつもながら、妻の慧眼には敬服する。


 2012/01/14 (土) こぬか雨


昨年12月の議会定例会において、「歴史の顔の見えるまちづくり」構想の素案が行政側から出てきたのは、ちょっと嬉しかった。


既に評価の定まっているものを教科書的に学ぶのも悪いことではないが、地域の足元で発見した小さな碑や資料に目を通し、関係する人や時代背景に思いをめぐらすのは、世間的尺度とは別の歴史ロマンであって、あわら市内にもそういう好事家が沢山いるからだ。


昨日の午後も、僕は、新聞記者とHさんの三人で、ある石碑の前に立ち、明治末期を語り合っていた。
冬真っ只中ということで頬は冷たく手はかじかんでいたが、肩に落ちるこぬか雨が先人達の天からの囁きのように感じられて気持ちよかった。


げに、死者も生者もつながっている。
 2012/01/13 (金) 昨日の一日


昨日の午前中は、あわら市庁舎において、坂井地区介護保険広域連合第5次計画のいろいろを聞き、あわら市環境基本計画をいろいろ聞いていた。
終了後、一端自宅に戻り昼飯。だけど何を食べたのか思い出せない。認知症が近づいている。


午後は、坂井地区介護保険広域連合において運営協議会が開かれた。終了後の帰途、自動車会社から「車検完了しました」との電話が入りマイカーが手元に戻った。中古の軽自動車とはいえ、代車よりもやっぱりマイカーが一番手になじむ。


事務所に戻り一服していたら、7時半に某介護施設の職員二名が来訪。介護の話を聞いているうち聾唖者夫妻が来訪。
いつもは寝ている時間帯なので、睡魔がしばらく続くが、9時頃から目が冴えてくる。
明けて本日の午前中は、全員協議会。

最初に行政側から、計画進捗中の件についての説明があった。


①整備新幹線の取り扱いについて
年末に、認可決定ということで県内ではニュースとして大きく取り上げられた件だ。頂いた資料によると、三つの整備新幹線のうち、北陸線(金沢・敦賀間)が収支採算性において他のふたつ(北海道新幹線及び九州新幹線)を大きくしのいでいる。しかし新幹線がきた場合、三セクとなる在来線の収支見通しについて、某議員が質問した時の行政側の返答はあやふやなものだった。


②あわら市環境基本計画(改定版)について
ざっと読み通したところ、主体を行政・事業者・市民団体・市民に分けるなど、わかりやすくした工夫の跡がうかがえる。しかし大切なことは文言ではなく、汗を流すことだ。


③あわら市学校給食センタータイムスケヂュールについて
その表によると、給食開始は平成25年9月の予定。しかし敷地が軟弱地盤であるが故の地盤沈下or地震時の液状化についての懸念が某議員から出ていた。構造上心配の無い建物にすることは建物の用途が何であれ大前提だ。
 2012/01/12 (木) 本日は坂井地区介護保険広域連合運営協議会


昨日の朝は郷土史愛好家二名が来訪。四方山話にふけるうち午前の部が終了し、午後は「議会活性化特別委員会」のため、あわら市庁舎へ。委員会は思いのほか長引いて、終了した時、時計は5時前をさしていた。


帰宅し「越前屋・玄衛門」をお湯で割ってひとり飲む。つまみはモツ煮。



テレビのスイッチをつけると、大相撲初場所だ。最近は厳しい面構えの力士が増えてきたような気がする。八百長が一掃されたからだろうか。


6時半、E気持ちになりベッドにもぐりこむ。今宵の伽の相手は短編集「江戸職人奇譚」(佐江衆一著)だ。僕はそのなかの「対の鉋」を読んでいて懐かしい気持ちになった。


来年に還暦を迎える山城屋藤兵衛から庭先に建てる隠居所の茶室の作事を頼まれた大工の常吉は棟梁として命をかけて格闘する。半裸で汗をかきながら夜遅くまで仕事に励む常吉の仏頂面に、藤兵衛の娘おさよは男を感じ、惚れてしまう。だけど常吉は女になど見向きもしない。常吉にとっての女性とは大工仕事そのものなのだ。
おさよは常吉の大工道具に嫉妬し、ある日彼の鉋を盗んでしまう。
いろいろ曲折があってこの話はハッピーエンドとなるのだが、建築設計の場合にも似たような話はある。


帝国ホテルを設計したことで有名な米の建築家フランク・ロイド・ライトは生涯に6回結婚したという。
何故か。
施主夫妻を相手に、委託された住宅に関する設計の意図を滔滔としゃべっているライトの横顔に、相手方の奥さんは「厳しく仕事をしている男の姿」を読み取り、「まあ、私の亭主よりライトさんのほうがずっと素敵」との恋心をいだいてしまうのである。奥さんの心は亭主から離れ、ライトと駆け落ちしてしまうのである。


似たような仕事をしてきた僕の場合も、もしかしたらそういう機会があったのかもしれない。しかし生来的にカタブツで女性に対する羞恥心が強く普通に言葉を交わすこともできない僕の性格は、そのような機会に遭遇した時のブレーキとなったのだろう。結果として艶話は一度もなかった。
 2012/01/11 (水) 本日は議会活性化特別委員会


Kさんにいただいた文庫本「永遠の0(ゼロ)」(百田尚樹著)は現代の話だ。
主人公のニート・健太郎がひょんなことから姉に頼まれて祖父・宮部久蔵(祖母にとっての初婚の相手)の生前を調べ始める。太平洋戦争末期に神風特攻隊として戦死した海軍航空兵ということ以外なんにも知らなかった健太郎だが、祖父と接触のあった航空兵の生き残りを追って、いろんなところへ出かけ、数人から生前の祖父の印象を聞く。
一番目に会った生き残りからは、「航空兵として卓越した技術を持ってはいたものの大変な臆病者で軍人の風上にも置けぬ奴」という中傷を聞かされる。しかし何人かに会ううち、徐々に実像が見え始める。


(付記・特攻の発案者は大西長官との予備知識を僕は持っていたのだが、百田によると「それは違う。大西長官到着前、下士官一同は特攻を志願させられている。つまり大西は不名誉の責任を全て自分でひきうけたのだろう」と書いている。
確かに、いつの時代でも真の勇者というものは黙して語らず死んでいく。だけど、そのある意味での社会正義を貫くことによって、残された家族が味わわされた苦しみのことを考えると、僕などは判断を留保せざるを得ない。)


小説は、祖父・久蔵(祖母の初婚相手)と祖父・賢一郎(祖母の再婚相手)との驚くべき関係を知ることで終わるのだが、フィクションでありながらもあり得る話だと僕は思った。