2012年02月

 1日-10日  11日ー20日  21日ー31日
 2012/02/29 (水) 本日は議会初日 あるいは網走番外地


本日は議会初日。デイマンドバスに関する全員協議会の後、9時半に本会議が始まった。


なお
日程第52  発議第1号  あわら市議会基本条例の制定について 
日程第53 発議第2号 あわら市議会の議決すべき事件を定める条例の一部を改正する条例の制定について
が丸谷議会活性化特別委員会委員長より提出され、議員全員の賛成で可決された。


本会議終了後に事務所へ戻った僕は、パソコンのウイルス検索を一生懸命行っている。



議会日程についてはあわら市ホームページを御覧ください。


 2012/02/28 (火) あっちゃ行きこっちゃ行きした一日 
            あるいは赤色エレジー

2月も明日で終わり。
明日からは、3月議会定例会が始まる。ついこの間2012年が始まったところだと思っていたのに、「光陰矢の如し」とはよく言ったものだ。



きょうの午前中で一般質問通告が締め切りとなるので市庁舎へと車を走らせた。
議員控室のパソコン前に座り、「うーん、何を質問しようかなあ」と考えた末、とりあえず「質問事項」及び「質問の要旨」通告書を事務局に提出。(明日ぐらいには、あわら市HPに載ると思います)。


午後は、坂井地区介護保険連合へ出向き、今期の計画のいろいろを聞いていた。このブログでも何度か書いたと思うが、福井県特にこの坂井地区は施設の整備率が日本一だ。つまり被介護者を施設へ送る環境が比較的整っている。しかしそのことが家族関係にひびを入らせているのも事実だ。そこで介護の軸足を在宅介護にシフトさせる政策となるようだ。


 2012/02/27 (月) 又雪だ

どうやら僕は全くの引っ込み派になってしまったようで、土日の二日間で事務所から外へ出たのはアスピカホールと墓所のみ。
こういう生活が続くと余計な出費もかからないので経済的だし大蔵省である妻も喜んでくれるはずだ。
第一、あれをやりたいこれをやりたいという現世的欲望がほとんどなくなってしまった。


今、「移動事務所トウデイ」を坂ノ下八幡神社境内に移動させてこのブログを書いているが、車の窓外に映る杉木立を眺めているだけで落ち着いた気分になれる。「杉と人間のどちらが幸せか」という疑問について考えさせてくれる。


2012/02/26 (日)しなければならないことがいっぱいありすぎて何もしない日々


「朋あり遠方より来る また楽しからずや」ということで昨晩の事務所は熱燗とチーズで騒がしかった。
ところでこの友・Oさんは元あわら市議で、在任中に報酬値上げ法案が出た時、反対し起立しなかった(僕は賛成起立した)。
僕は彼のその後をたどったのだが、彼は値上げ分Σ390万円を東日本大震災義援金として匿名で寄付したということがわかった。


ま、こんなところでそれを書くのは彼の意思に反することかもしれないし名誉のためにも伏せておくべきかもしれないが、もし僕がそれだけの多額を寄付したとしたら、新聞記者を呼んで記者会見などをしたことだろう。


深夜に僕は城山三郎著・「指揮官たちの特攻」を読み終えた。


数日前の来訪者が、「特攻基地・知覧へ行ってきた。千数百の遺書を目にした時、あふれる涙を禁じえなかった」と言うのを聞いて、図書館で借りてきた本。


主人公は、海軍兵学校70期同期生の関行男と中津留達雄。
関は昭和19年10月25日にレイテ沖海戦における最初の神風特別攻撃隊である敷島隊を隊長として指揮し、米艦艇に突撃して戦死したが、中津留の場合、昭和20年8月15日の夜つまりポツダム宣言受諾直後、宇垣長官の命令により宇垣を乗せて沖縄を目指す。
しかし、沖縄北方・伊平屋島に不時着して死ぬ。


・・達雄の父親の口癖は、「宇垣さんが一人で責任をとってくれていたらなあ」というつぶやきであった。
神風特攻を始めた大西中将や、最後の陸軍大臣阿南惟幾大将などがみごとな割腹自殺を遂げたことと思い比べるようにして、・・


今、我々はあれから60数年後の日本に生きている。仮に親父がフィリピン戦線から帰ってこなかったとしたら僕は生まれていなかったし、当然牧田家とは無縁だった。その意味で今、僕が生きていることは縁によるものだ。そして生き続けることによって喜びも悲しみも段々汚れていくような気がする。
が、とりあえずもうしばらくは生きていくんだろうなあ。





僕がナルホドと思った曽野綾子語録


人間の中には、必ず排他的な心理がある。人は必ず誰かに好かれ、誰かに嫌われている。それをいちいち気にする必要はあまりないように思う。嫌われている人の心はあまり乱さないほうがいいからそれとなく遠ざかり、自分と気が合うと言ってくれる人と感謝して付き合う。それが自然ではないかと思う。嫌う相手に好きになれ、と強制するほうが私は惨めで浅ましくていやだ。「自分の顔、他人の顔」


車椅子の人と外国を旅行していると、教会の階段のところなどで、突如としてどこからともなく助っ人が現われることがある。しかしそういう時も日本人はえてして「いいえ、けっこうです。大丈夫です」と断ったりする。しかしこの場合、断るのは失礼なのだ。相手にも人助けをする機会を分かつのが礼儀なのである。「自分の顔、相手の顔」


この従弟は気のいい男で、向上心というものが一切ないところが、最大の取柄である。だから廻りの者の気を楽にするのである。「賛美する旅人」


私はものの考え方は不純がいいと思う。むしろ小さなことでは不純を許すほうがいいと思う。人間には、自分を疚しく思う部分が必要だ。自分は正しいことしかしてこなかった、と思うような人になったら、周りの者が迷惑する。自分の内面の美学や哲学には不純であってはならないけれど、生きていくための方途については誰も理想どおりにはやっていないのだから、その誤差をおおらかに許せる人のほうが好きなのである。「悲しくて明るい場所」 


 2012/02/25 (土) きょうはCAD


昨日の午後は、厚生経済常任委員会協議会が開かれた。
今月中旬に4月1日施行予定デイマンドタクシーの停留所などを記したA4版が市内各家庭に配布されたことに関する問題点の協議会。


問題点が鮮明になったとは思うけれども、僕自身は、質疑において同じことの繰り返しが質疑側にも答弁側にもありすぎたような気がする。簡潔が一番だ。・・ということを、今朝、委員長に携帯電話で申し上げた。


協議会を終えて事務所に戻ると老夫婦が待っていて、介護保険についての相談を受けたのだが、相談が終わると時計の針は7時前をさしている。


すぐに「移動事務所トウデイ」に乗り込み、芦原町へ走った。6人による「猪料理味わいの会」だ。





禁酒実行中の僕はノンアルコールビールでの食事だったが、充分美味しかった。


猪料理にはいろんな可能性がある。
例えば女性のUさんがつくってきた「猪肉を具としたトマトシチュー」。
これを焼きたてのトーストパンにのせて食べると、欧風の味わいとなる。横にオードリー・ヘプバーンが座っているような気分になる。


Hさん(プロ)によれば「ヨーロッパは狩猟民族の国だから、猪料理のメニューが豊富でかつ高級料理となっている」とのこと。


食事が進むにつれ「野鳥の会」Kさんの自然観察講話となっていったが、いつもなら熟睡中であるはずの僕の目は冴えて、楽しい食事会となった。


 2012/02/24 (金) 本日は厚生経済常任委員会協議会


春の訪れが近いからかもしれないが、昨日は朝から晩まで来訪者が多かった。その中で、午後の来訪者Kさんとはながい話になった。


「議会基本条例が決議されれば全てが公開となって、誰でもが行政の進捗状況・議会の対応をリアルタイムで知ることができるようになる」と僕が言ったら、「知ろうとは思わない。今までであなたたち議員の質の低さがよおくわかったからや」と言う。


市民・住民の多くがそう思っているのかもしれないし我々議員はそれを素直に認めるべきだろうが、一方で、「議員のレベルは有権者のレベル」という人口に膾炙した言葉がある。


その意味で
来年5月には市議会選挙が予定されているが、従来のような推薦選挙・お祭り選挙は、有権者が止めさせるべきだろう。そういう時代になってきていると思う。

一昨日の全員協議会に於いて「環境対策調査特別委員会報告」をしたあとで、同僚議員から「理事者側の説明に出てきた現場へ頻繁に行かねばならない」と言われた。そこで、今朝もゴミが不法投棄されていた現場に来てこのブログを書いている。


21世紀が始まった時、世界は21世紀を「環境の世紀」とした。だのに昨年3月の東日本大震災・大津波に象徴されるように環境は悪化の一途をたどっている。
僕は、人間が自然災害で被災しあるいは死亡するのは仕方のないことだと思う。それが「無常」ということだから・・。


だけど、「ゴミ不法投棄」あるいはそれによる将来の土壌汚染の可能性は人為のものであり、我々はそういう負の遺産を次世代に残すわけにはいかないのである。



 2012/02/23 (木) 雨の朝

昨日は午前9時半から午後4時まで全員協議会。
今定例会での提出議案46件(下記)の説明を受けた。


議案第1号 専決処分について


議案第2号 平成23年度あわら市一般会計補正予算(第5号)


議案第3号 平成23年度あわら市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)


議案第4号 平成23年度あわら市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)


議案第5号 平成23年度あわら市モーターボート競走特別会計補正予算(第2号)


議案第6号 平成23年度あわら市水道事業会計補正予算(第3号)


議案第7号 平成23年度あわら市工業用水道事業会計補正予算」(第2号)


議案第8号 平成23年度あわら市公共下水道事業会計補正予算(第2号)


議案第9号 平成23年度あわら市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)


議案第10号 平成23年度芦原温泉上水道財産区水道事業会計補正予算(第2号)


議案第11号 平成24年度あわら市一般会計予算


議案第12号 平成24年度あわら市国民健康保険特別会計予算


議案第13号 平成24年度あわら市後期高齢者医療特別会計予算


議案第14号 平成24年度あわら市産業団地整備事業特別会計予算


議案第15号 平成24年度あわら市農業者労働災害共済特別会計予算


議案第16号 平成24年度あわら市水道事業会計予算


議案第17号 平成24年度あわら市工業用水道事業会計予算 


議案第18号 平成24年度あわら市公共下水道事業会計予算


議案第19号 平成24年度あわら市農業集落排水事業会計予算


議案第20号 平成24年度芦原温泉上水道財産区水道事業会計予算


議案第21号 あわら市景観条例の制定について


議案第22号 あわら市行政組織条例及びあわら市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について


議案第23号 あわら市税条例の一部を改正する条例の制定について


議案第24号 あわら市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について


議案第25号 あわら市重度障害者(児)医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について


議案第26号 あわら市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について


議案第27号 あわら市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について


議案第28号 あわら市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について


議案第29号 あわら市図書館条例の一部を改正する条例の制定について


議案第30号 あわら市名泉郷会館条例を廃止する条例の制定について


議案第31号 あわら市スポーツ振興審議会条例及びあわら市学校体育館の開放に関する条例の一部を改正する条例の制定について


議案第32号 芦原温泉上水道財産区水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について


議案第33号 モーターボート競走施行事業事務の委託の廃止に関する協議について


議案第34号 福井県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更について


議案第35号 福井坂井地区広域市町村圏事務組合規約の変更について


議案第36号 市有財産の無償譲渡について


議案第37号 公の施設の指定管理者の指定について


議案第38号 公の施設の指定管理者の指定について


議案第39号 公の施設の指定管理者の指定について


議案第40号 市道路線の認定について


議案第41号 あわら市教育委員会委員の任命について


議案第42号 あわら市教育委員会委員の任命について


議案第43号 あわら市公平委員会委員の選任について


議案第44号 あわら市公平委員会委員の選任について


議案第45号 あわら市公平委員会委員の選任について


議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦について





写真は私


 2012/02/22 (水) 本日は全員協議会

日の出とともに移動事務所を動かし、霧に煙る街並みを見ながら
このブログを書いている。哀愁の街に霧が降るのだ


霧というと有名なのが布施明の「霧の摩周湖」。15年ほど前福井県PTA連合会で北海道へ行った時、美人のYさんと早朝の摩周湖に立って味わった透明感は僕にとって確実に冥土への土産となるだろう。


ついでに言うと、学生時代に「ロッテ歌のアルバム」の警備員アルバイトをやっていた時、僕は布施明から野球帽をもらった。大切な財産と思っていたがいつの間にか紛失。


きょうは全員協議会。昨年の12月議会から今度の3月議会の間もいろいろせわしなかったけれども、定例会が始まると思うとやはりなにやらしゃきっとした気分になる。


昨日の議会活性化特別委員会で提出された「議会基本条例(案)」を手話通訳者のところへ持っていきそれを見せた。4月に12ヶ所で予定されている議会報告会で頻繁に登場するであろう用語が満載。
決して個々の用語の概念が難しいものではないが、日常的に使われる言葉ではないのでやっかいなだけで、これは聾唖者にとっても一般市民にとっても同じだろう。


ところで
昨日に市庁舎を出る時、「牧田さん!」と知人に呼び止められた。「先日の新聞で、宮谷石切り場跡に立つ牧田さんの写真を見たよ。素晴らしい場所だ。今度連れて行ってや」と言われ、僕は「なるほど。新聞やラジオの伝播力はすごいもんだ」と思った。