2012年07月

1日ー10日  11日ー20日  21日ー31日

 
2012/07/10 (火) FMでハイドンを聴きながら       


昨日は今年一番の暑さだったのではなかろうか。
丹南土木事務所まで車を走らせたのだが、汗が吹き出てどうしようもなかった。梅雨明けも間近だと思うが、猛暑をのりきる為の体力と気力を蓄えておかねばならない。


夏に関わる詩というと、何故か下の詩がどうしても出てくる。


空に演説会がある
真昼の正午
人間には聞こえない声を
万物がしーんと聴いている
どこかで
石が
音を立てて乾いている   高見順「炎天」



最後の三行
どこかで
石が
音を立てて乾いている


でぼくはぐぐっとひきつけられる。




ということはともかく
先日砂浜の海岸をひとり歩いていた時、アベックとすれ違った。
決して若くはないが、品のいい男女だったので、ぼくは思い切って声をかけた。
「顔はさけますから、仲のいいところを撮らせてくださいませんか」と頼んだのだが、多少はにかみつつもお互いの手を合わせるポーズをつくってくださった。



仲良きことは美しきかな   実篤


2012/07/09 (月) 昨日の一日       


三木卓著・「裸足と貝殻」を読み終えた。
小学校5年の時に満州瀋陽から静岡市に引き上げてきた著者の500頁にも及ぶ自伝的長編小説だが、淡々とした筆致がすこぶるいい。さすがプロと思った。


そういえばぼくは三木著・馭者の秋」の中のこの言葉も好きだ。
「人はおそらく人生の大部分を妄想に費やして生きているはずである。妄想こそ意識だというべきだし生活だといっていい。ただ人は恥ずかしがって口を噤んでいるだけだ。」
ということはともかく
昨日の午前中は国際交流会3F特別会議室においてFーTOP21選挙セミナーが開かれた。


午後は「とんぼ」さんに誘われて、金津創作の森の講演会場へ。
講演のタイトルは「石製装身具を多出した桑野遺跡」で講師は元福井県立博物館館長・仁科章氏。
この講演会は国の重文に指定された桑野遺跡出度品から伺える古代日本の交易・交流についての解説であった(詳しくは市政掲示板へ)。
講演の後半で、日本語の特性に言及。
東北弁(いわゆるズーズー弁)が、出雲地方の一部に残っていることに言及した時、ぼくは松本清張著・「砂の器」を思い出していた。
                       
2012/07/08 (日) ひんやりとした朝       


木製の塀が完成間近となった。内部が見えるといえば見える見えないと言えば見えない塀。



住宅裏側事務所横のオープンカフェをいろどる鉢木が実を結び始めた。手にとって食べるとうまい。地産地消だからだろう。




2012/07/07 (土) 花の土曜日        


一昨日の晩も昨日の晩も、ひとが7人牧田事務所に集まりました。話に疲れてここ二三日ブログ書き込みをさぼってしまったのですが、「書け書け」携帯コールが入ってくるので久しぶりにパソコンデスク前に座りました。


さて本日の午後は蓮如上人記念館に於いて、吉崎公民館館長・山本篤氏と本願寺・大谷実成氏との「御文」についての対談を拝聴。




大谷実成氏は親鸞から数えて25代目。蓮如からだと18代目となる。
ミーチャンハーチャンのぼくは対談終了後に大谷氏のところへ行き、「蓮如は何故27人ものこどもをつくったか」についての質疑応答を経験した。
大谷氏の端正なマスクは確かに貴人の血を感じさせる。
このような男、あわら市内にはひとりしかいまい。


2012/07/04 (水) 昨日の一日      


昨日の朝は広報編集特別委員会最終校生。
できあがったページを編集委員が交互に音読するのだが、ぼくはしっかりと読めなかった。視力は確実に衰えつつある。


委員会終了後、大型電気店へ直行。
牧田事務所の室内を素敵にいろどるためのランタンを購入して、事務所にもどった。


夜になってからの非公開シンポジウム「現世を生きる」は口角泡を飛ばしてのバトルだった。時間も5時間に及びとても疲れたが、ぼくもまだ元気というものが少しは残っていることを確認できてよかったと思う。


2012/07/03 (火) 本日は広報編集特別委員会     


昨日の午後、Y氏が例によって「一ヶ月遅れの文芸春秋と白鶴・丸」を持って登場。





帰りがけに、「牧田はんは,高級酒しかブログに載せん」と言われたので、「決してそういうことはありません。いただきものの全てに感謝です」の思いで、映像を載せました。



ということはともかく
今晩の牧田事務所は、熟年男性4人による非公開シンポジウム「現世を生きる」の場となる予定です。

2012/07/02 (月) 新しい週の始まり    


昨日の朝、植物群にじょうろで水遣りをしていた時、じょうろのシャワーから小さな虹が発生した。綺麗な虹だった。
虹を英語ではレインボーという。つまり「雨の弓」で詩心のある言葉だと思う。


悲しみのつきぬところにこそ
かすかな喜びの芽生えの声がある
熱い涙のその珠にこそ
あの虹の七色は映え宿る  「みんなに」

ということはともかく

ホーキンスの「宇宙」を読み終えた。
この車椅子物理学者は「300億年のちに宇宙は消滅する。そして時間も消滅する」と書いているが、時間の消滅をどう解釈してよいのか皆目わからない私は、頭がパニックになり、布団のなかで寝汗をかいてしまった。
地球の歴史は45億年というのが定説だ。
7、8年前に(暇な私は)地球の歴史を一年とした場合、恐竜が滅びた時・壬申の乱・源平合戦・明治維新など歴史のエポックがどの位置にくるのかを電卓ではじきだし、この日記に書いたことがある。
人の一生(を100年としても)など大晦日の除夜の鐘が鳴り始める0.5秒前つまり鼻をかむ時間で終わってしまうのである。
宮本輝は「人生は永遠のなかの一瞬である」と言っている。


2012/07/01 (日) 環境自治体会議   


本日の福井新聞に。「第20回環境自治体会議かつやま会議」についての記事が載っている。


6月議会定例会の一般質問でのぼくのテーマが

「①あわら市のゴマ不法投棄について
・現在、あわら市が把握しているゴミの不法投棄に対して、市はどのような対策をたて、どのように対策をたて、どのように対処しているのか。
・あわら市は全国ネットワーク組織である「環境自治体会議」に加盟すべきであると思うが如何か。」


だったので、記事を興味深く読んだ。